日比野克彦の発言 (国民生活・経済に関する調査会)
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○参考人(日比野克彦君) ありがとうございます。
本当、ブラジルの一つの例で、ファベーラの地区にある障害者施設は、知的障害者の施設でしたけれども、その地域の健常な子供たちが、昼間、学校に行けなかったりしている子たち、午前中だけ行って午後、午後だけ行って午前中空いている子たちの、健常者たちとの、日本でいったら学童施設にもなっていたんですね。ですから、健常な子と障害を持った人たちが一緒にいました。
それを、僕らが最初に行ったときのそのブラジルの施設長は、すごくそれを、ブラジルがちゃんとしていないのでそういう施設になってしまっているということをすごく後ろめたく僕らに言うんですね。でも、僕は、TURNというのはそれを交ぜようとしている、でも、ブラジルではそれは経済的な、まだ施設を二つ造れないので一緒になってしまっている、でも、それは僕らが目指しているところなんだよと言うと、その施設長は、急に、それまで何となく申し訳ないなという気持ちが、えっ、そうだったのというふうにそのスタッフの方の考え方も変わっていきました。
なので、僕らはブラジルで学ぶことがすごく多かったんですけれども、いろんなその人の特性、老人は老人ホーム、障害者施設は障害者というふうに、経済、施設が、きちんと行政がやることによって、今またそれを、多様性と出会う場がなくなってしまっている、それをもう一回戻そうというか交ぜようとしているという行為は、ブラジルにおいてはそれはなってしまっている状態がある。
なので、今後、きっと何をもってして文化的な福祉的なものなのかということは、もう一度考えなくちゃいけない時期であるなとは思っております。