岩間剛一の発言 (資源エネルギーに関する調査会)

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○参考人(岩間剛一君) 柴田先生とそれから安達先生のお話の中で埋蔵量のことについてお話があったんですけれども、埋蔵量について多くの方は誤解をなさっていらっしゃると思います。というのは、例えば石油ショックのときに、第一次石油ショックのときに石油はあと三十年と言ったんですけれども、この三十年という言葉はどういう意味かというと、その時点における原油価格とその時点における技術によって経済的に採取が可能な量なんですね。ですから、そういう意味では、原油価格が高騰する、あるいはリチウムの価格が高騰する、技術が進歩する、そうすれば当然埋蔵量は増えるんです。
 ですから、例えば鉄鉱石の資源なんかはどうかというと、鉄の資源についても一応埋蔵量というのがあります。でも、それは現在の価格と現在の技術なんですね。ところが、地球の内部というのは、地球の核というのはほとんど鉄でつくられているわけですから、そういうことでいうと、技術が進歩してもし地球の深部というものの鉄というものをそのまま採取することが可能であればほとんど無限の状態になるということがあるわけです。ですから、そういう意味では埋蔵量というのは決して固定的な概念ではなくて、動的な概念、ダイナミックな概念ということがあります。
 あともう一つ、柴田先生からもお話がありましたけど、オイルピーク論というのは最近二つの議論がされています。つまり、一つは供給の面でピークが来るのではないか、それからもう一つ、新しい議論としては需要の面でピークが来るのではないか。具体的に言うと、電気自動車、あるいは、これから先、例えばウーバー・テクノロジーズのようなそういった形のライドシェアによって物を消費しないような経済が出てくるのではないか、そうすると、実際のところは需要が余り伸びないのではないかという、そういう議論というものが行われています。そういうところについては、私はもちろん考えています。
 ですから、電気自動車が今後普及したり、あるいはハイブリッド車のような低燃費車が普及してガソリンの消費が減ってくる、そういった可能性はあるんですけれども、ただ、実際のところは、二十世紀においては先進国が主として石油を使ってきました。ところが、二十一世紀に入ってからは先進国の数倍の人口を抱えている新興国が石油や天然ガスを主として使うようになってくるわけです。ですから、これから新興国が先進国並みの生活水準というものに向上していくということになっていくと、世界全体として見れば石油、天然ガスの需要というものは今後も増加していくというふうに考えていくのが普通だというふうに言えると思います。
 ただ、もっと長く、二〇五〇年とかそういったレベルで考えていった場合においては、そういった低炭素社会とか省エネルギー社会というものの実現の可能性というのもあるというふうに私は考えています。

発言情報

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発言者: 岩間剛一

speaker_id: 13316

日付: 2017-02-22

院: 参議院

会議名: 資源エネルギーに関する調査会