藤本康二の発言 (内閣委員会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○政府参考人(藤本康二君) お答えいたします。
まず、患者にとってのメリットでございますけれども、治療の効果や効率性などに関する大規模な研究を通じまして、医療者が個々の患者の背景や病状等を踏まえて処方の内容を含め最適な治療方法の選択を行うことができるようになることなどにより、個々の患者さんに対して最適な医療の提供が可能になると考えております。
また、これらを通じた国民にとってのメリットといたしましては、データを用いた最適な医療が行われ、そこから得られたデータが更に医療に還元される、こういった好循環が生まれることで、国民全体に提供される医療の質の持続的な向上につながるというふうに考えております。
製薬企業におきましては、匿名加工医療情報の利活用を通じて研究開発などの効率化が可能になると考えております。具体的には、対象となる患者数などが正確に分かることによる研究開発、治験等の設定の効率化や計画的な研究開発の実施、新薬の市場投入後、治験段階では得ることのできない日常診療における有効性や安全性の情報をより効果的に得ていくことが可能になるというふうに考えております。
このように、新法によります仕組みは、日本の国民がデータというエビデンスに基づく世界でも最も進んだ科学的で合理的な医療を受けることのできる基盤となります。また、日々行われる診療内容やその結果などが新しい科学的な知識、知見を得ることにつながり、医療技術の発展のための知的基盤そのものとなることが日本の医療を持続性のある形で発展させるための重要な役割を果たすというふうに考えております。