中岡司の発言 (文教科学委員会)
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○政府参考人(中岡司君) お答えいたします。
我が国には、有形、無形の優れた文化財が各地に数多く存在しておりまして、これまでは文化財の類型ごとに言わば点として保存、活用を図ってきたところでございます。一方で、地域の文化財群にストーリー性を付けつつ魅力を発信する体制を整備をし、文化財を核に地域の産業振興、観光振興や人材育成とも連動して一体的な町づくり政策を進めることが、地域住民のアイデンティティーの再確認や地域のブランド化にも貢献をし、ひいては地方創生に大いに資するものと考えております。
このため、地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化、伝統を語るストーリーを日本遺産として文化庁が認定をし、ストーリーを語る上で不可欠な魅力ある有形、無形の文化財群を言わば面として総合的に活用する取組を支援する事業を創設をし、文化財を積極的に活用した取組を行う自治体を後押ししているところでございます。
平成二十七年度からこの日本遺産の認定を始めたところでございますが、認定地域におきましては訪問客が増えるなど一定の効果があったこともございまして、毎年多くの自治体からストーリーの提案を頂戴しております。
我が国は、まだまだすばらしい文化財が各地に数多くございます。先ほど、オリンピック・パラリンピックの流れの中でこの日本遺産の話を取り上げていただいておりますけれども、東京二〇二〇年参画プログラムのガイドラインですね、文化プログラム、この文化プログラムの考え方の中に、次代を担う若者に対し、日本文化のすばらしさについて理解を促す取組や、革新的かつ日本文化の伝統を正しく伝える取組といったものも含まれるというふうに考えておりますけれども、文化庁といたしましては、多様で奥深い魅力ある文化財の掘り起こしを進めていきたいと考えておりまして、オリンピック・パラリンピックが開催されます二〇二〇年までに、日本遺産を百件程度認定していく予定でございます。
今後とも、日本遺産を通じました地域の活性化や日本文化の国内外への戦略的な発信に積極的に取り組んでまいりたいと考えております。