中野洋昌の発言 (厚生労働委員会)

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○中野委員 経済の好転というお話がございました。まさに、アベノミクスの大きな成果であるというふうに思います。総雇用者所得がふえている、それによって女性の就業率が上がったりとかいろいろなことがあるんだというふうに思いますけれども、これが子供の貧困率を改善する、経済の好転というのが要因だと。
 私は、これにさらに、所得の再配分機能の強化、これがやはり重要であろうというふうに思います。これがまさに今政府・与党で検討されている、いわゆる二兆円パッケージ、新しい経済政策パッケージ、これが非常に大事だろうというふうに私は思っております。
 今回、例えば、幼児教育の無償化もございます。私ども公明党が強く要望している私立高校の実質無償化、こういうものもございますし、高等教育、これにつきましても、給付型奨学金あるいは授業料減免、大学等のこうしたものが、非常に強化をしていこう、こういう流れであるというふうに承知をしております。
 私自身は、給付型奨学金をつくりましたときに、自公の与党PTにも入っておりまして、この制度をつくるときに大変にいろいろな方に助けていただきまして、できたという経緯も存じ上げておりますので、こうした支援が大きく今回拡充をしていく方向である、これは大変にうれしいことでございます。
 しかし、特に、低所得世帯の大学等の進学率を見ると非常に低いというのが今現実でございまして、例えば生活保護の世帯で見ますと、三三%ぐらいの大学等の進学率ということでございますので、これをやはり上げないといけない。
 私の地元でも、こうした生活保護の世帯から大学に頑張って進学をした方のお話も聞いてまいりましたし、そしてまた、現場でケースワーカーさんとか、どんな運用、実際どうなのかというお話も聞いてまいりました。
 しかし、給付型奨学金はできたんですけれども、実際、現場で運用をどういう形でしているのかというふうに聞きますと、やはり、大学に子供が進学しますと世帯分離をしないといけないという制度になっておる関係上、どうしても、大学に行ってもいいんだけれども、生活保護の制度としては世帯分離をするし、そうすると住宅扶助が減ったりですとかいろいろな、実際はマイナスの点も結構あるという説明をせざるを得ない、こういうふうなお話もいただきました。結局、進学をしてもらおうということでアクセルも踏んでいるんですけれども、実際に現場でどういう説明をするかというときに、アクセルもあるけれどもブレーキもあるみたいな、何かどうしてもそういう運用にならざるを得ない、こういうこともお伺いをしました。
 これはもう予算委員会等でもさまざま、住宅扶助の取り扱いはどうするんだとか、いろいろな議論があって、制度の見直しもやっているということも承知をしております。
 今回、給付型奨学金を含め、所得の低い世帯も経済的な理由で進学を諦めることのないような社会にするということで、政府全体として強いメッセージを出すということでございますので、ぜひとも、実際に、生活保護世帯についてこういう政府として大きなメッセージを出すんだというときの中で、また同時にブレーキを踏んでいくような運用になっては、私は、進学率というものは結局改善をしていかないのではないか、こういう強い問題意識をしております。
 経済的な理由で進学を諦めないんだ、政府は、あなたたちを後押ししていきますよ、こういう強いメッセージをぜひ送れるように、この制度の見直し、また、実際の現場の運用も含めて、しっかりと進学を後押ししていくんだという運用にしていく、こういう改正がぜひとも必要であると思いますけれども、御答弁いただきたいというふうに思います。

発言情報

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発言者: 中野洋昌

speaker_id: 33180

日付: 2017-12-06

院: 衆議院

会議名: 厚生労働委員会