横田早紀江の発言 (北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会)
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○横田参考人 御指導くださいと言っていただくようなほどのことを私たちはできません。ただ本当に一介の庶民でありまして、たまたま庶民の中の拉致被害者でありますから。
こんなことが日本の国家の中で起きる、起きている。そして、それが、物すごい数の方たちが拉致をされているということがだんだんだんだんわかってきて、本当に今は、特定失踪者の方を含めれば物すごい数の人たちがまだ政府に認定されないままで、私たちの前の、二十年前のことですね、二十年間わからなかったあの時代と同じ思いをしながら、苦しい思いで暮らしていらっしゃる方がいらっしゃるというのが特定失踪者の方だと思います。
本当にそれはもう言葉であらわせないほどの苦悩と絶望感と、何のために私は生まれてきたんだろうか、あんなにいい子に育っていたのに、何をしてあの子をあんなふうにとられなきゃならないんだろうか、いろいろなことを考えて、本当にもう支離滅裂になったような新潟時代で、そういう中からこのことが発覚して、どこにいるかということがわかったら、それが北朝鮮であったと。何で北朝鮮なんかにいるんですかとびっくりするようなことが起きて、それから、蓮池さんの、アベックの方たちのこととか、いろいろな方がたくさんいらっしゃったこと、そして、まだまだたくさんいらっしゃること。
そして、北朝鮮という国は並大抵でない、今はもういろいろなことであらわれてきましたけれども、そのころは、北朝鮮がそんなことをするんですか、そんなことってないでしょうと。
署名活動をまず始めましたね。そのときでも、ほとんどの方が、今はもう一千万名以上の方が書いてくださっていますけれども、本当にもう大阪でやってもどこでやっても、さあっと通り過ぎていかれて、しまいには、持っている画板を、こんなもの何だと、ばあんとたたき落とされて、何するんですかと言って拾い上げながら、泣きながらしたような時期がありましたけれども、それほど北朝鮮のことなんて誰も何にも思っていなかった時代がありました。
そういうことを通り越えて、本当にこんなことが起きているんですよということを、安明進さんという亡命工作員の方が見えたりとか、そういうことを救う会の方々が皆設定してくださって、その中で講演活動という形で全国を回りまして、本当に、自分でも数えたことがないんですが、いろいろ見ていてくださる方は、もう一千三百回ぐらい話しているだろうということでなっていますが。
本当に私みたいな普通のおばあさん、今はおばあちゃんですけれども若かったときもありますが、普通の庶民が本当にこんなことまでしなきゃならないのかと思うほど署名活動を一生懸命にして、本を書かせていただいたり講演会に行ったり、いろいろな形で毎日毎日びっしり日程がある、今物すごくいっぱいありますけれども、それほど頑張ってやってきても、四十年たっているのにまだ何にも姿が見えない。あれだけの方がお帰りになっただけで、何にもわからない。
蓮池さんは、私は命のほかのものは全部失いましたとはっきりと今おっしゃっていますが、そのような気持ちで、みんな向こうで本当に、ただ命があるだけなんだ、助けられないのかもしれない、どうなっていくのかなという思いで待っていると思うんですね。
そういうことを本当に日本国家が、私は、日本国家というのは本当に物すごく大好きでしたし、本当に魂のある国だと思っています、今でも。だから、そういう方々がいらっしゃるはずなので、そうでない方もいらっしゃると私は思っています、それはやはり外側だけ見ていてはわかりません、でも、そういう心を持った方が、日本国家を愛して、あの子供たちは絶対この国の大事な子供なんだから取り返さなきゃ、絶対頑張るぞと思ってやってくださる方だけで結構ですから、本当にそれを実現していただきたい。
本当にこれだけは解決しておかなかったら、今の子供たちの後の子供たちが、また向こうの国にも、いろいろな国々に、あの国は何にもできないんだね、あれだけみんな頑張っていたのに結局何にもできないんだね、そういう思いを持たれてしまったときに、これからの日本国家が本当に子供たちの成長が何の楽しみもなくなるほどの国になってしまうのではないのかなと、私は自分の立場からそれを非常に悲しく思っておりまして、もうこれ以上できませんので、どうか皆様方がお力を合わせて取り返していただきたいとお願いしております。
よろしくお願いいたします。