平将明の発言 (経済産業委員会)

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○平委員 規制省庁の担当大臣に任せるとやはり進まなかったから特区というやり方をやった経緯がありますので、今回、いろいろな工夫をビルトインしていただいておりますので、まずはやはり成功事例をしっかりつくっていただくということだと思います。特区の方は自動走行とドローンが特にフィーチャーされているわけでありますが、まさにAIとかブロックチェーンとかいっぱい出てきますので、ぜひ成功事例をつくっていただきたい。
 もう一つは、一般の方はわかりにくいと思うんですよ、サンドボックス型特区があり、規制のサンドボックスがあり。だからやはり、ワンストップで聞いて、いやいや、あなたのその御提案だったら特区の方がいいですよとか、あなたのその提案だったら規制のサンドボックス制度を使った方がいいですよというところの仕分をしっかりやっていただければと思います。
 次の質問に移りたいと思いますが、地域未来牽引企業であります。
 この地域未来牽引企業は、今回の法律じゃなくて、昨年末ですけれども、いよいよ動き出したということで、ちょっと私の懸念をお話ししたいんですが、この地域未来牽引企業は、もともと地方創生の文脈の中で、いわゆる地域の情報支援、RESASですよね、リージョナル・エコノミー・アンド・ソサエティー・アナライジング・システムというのを、多分これは経産省がずっと温めてきたプランを地方創生の文脈で入れた。
 その中に、民間信用機関のいわゆる取引情報があって、いわゆるコネクターハブ企業、これは東大の坂田先生がやった、ハブというのは、自転車のスポークみたいに、地域内でどれだけつながっているか、企業と。コネクター度というのは、域外とどのぐらいつながっているか。これを、ビッグデータの仕入れ、売上げ情報を解析して抽出をする。
 このコネクターハブ企業の概念は、坂田さんは私、古いつき合いですから、前からあったんだけれども、ビッグデータを使うことによって初めて具体的に抽出できるようになった。これがイノベーションだというふうに思いますが、このコネクターハブ企業が業績が上がるとつながっている地域の業績も上がるので、地域経済を引っ張る、そういう効果があるということで、コネクターハブ企業を地域未来牽引企業という名前にしたんです。ネーミングは私がつけましたけれども。皆さん知らないと思いますが、私がつけました。地域未来牽引企業という言葉をつくったんです。
 この政策は、今までの政策と全く違うんですよね。今までの政策は、補助金を欲しいという人が申し込んできて、そしていろいろな要件を満たせば補助金を上げるだったんだけれども、今度は、おせっかいかもしれないけれども、国の方が指定するんですよ。ただ、そこが恣意的にならないように、ビッグデータで抽出をして、その地域の経済とその企業の業績が最も相関関係の強いものを抽出して、そこを応援することによって地域経済をよくする。アベノミクスで大企業はよくなりました。第二段ロケットを点火するためには、地域を引っ張っている企業を元気にしましょうということでこの政策が出てきたわけですね。
 ただ、実際は、やってみると、まだまだやはり精度がいまいちだ、これから精度を上げていかなければいけない、ビッグデータで。理屈はそうなんだけれども、精度を上げる必要がある。そこで、地域の自治体やいろいろな機関からの推薦をもらったり、あとは、地方創生のベストプラクティスを入れたりしてポートフォリオを組んだのがこの間の地域未来牽引企業二千社だったわけであります。
 ただ、ここで忘れてほしくないのは、データドリブンだというところに、常に頭に入れて、最終的にはそっちへ戻っていってほしいんですよね、いろいろな企業のやつを分析していただいて。
 ですから、それをしっかり頭に入れていただいた上で、もう一つのポイントは、これを公表することによって地域の金融機関とかさまざまな民間企業の動きを促すということが二つ目の大きなポイントなんです。
 そこで、私の懸念は、私のイメージはミシュランの三つ星ガイドなんですよ。この企業がまさに地域未来牽引企業ですよ、この地域未来牽引企業の業績がよくなれば地域経済もよくなるんですよ。そして、それをみんなに知らしめることによって地域経済をよくするんだけれども、来年もこの企業が地域未来牽引企業とは限らないんですよ。再来年もそうなるとは限らないので、私の当初の考えは、地域未来牽引企業二千社二〇一八、来年は二〇一九、その次は二〇二〇。それで、脱落していく人たちも出てくるし、新たに入ってくる人も出てくるんですよ。
 だから、なぜそんな一企業を国が寄ってたかって応援するんだ、ほかに同業種がいるんだから競争をゆがめるじゃないかという批判は常につきまとうんですね。だからこそ入れかえが起きていくんだと。きょうは地域未来牽引企業になれなかったけれども、来年は実は自分がなって、ライバル会社は落ちるかもしれない。それが大事なんだけれども、この間、運営を聞いたら、地域未来牽引企業になった人はすごく喜んでいます、それで、今、マークもつけて、うちは地域未来牽引企業ですとロゴもつけたと。これはすばらしいと思います。
 そこの懸念で、二〇一八と入ってないじゃないか、一度なったらずっと地域未来牽引企業じゃないんだよと私は言っているわけです。そうですよね。そこが大事なポイントなんですよ。
 とりあえず、今やり始めたところだということはよく理解しますが、やはり、常に、一番地域にきく企業はここなんだということを毎年更新して、要は、やみくもに補助金をまくんじゃなくて、その地域に一番きく、そのつぼを押すというのがこの政策の肝なので、ぜひ、こういった入れかえをする、毎年とは言わないまでも、ちゃんと期限を区切って、その場その場で一番きく企業を抽出するという運用にしてもらいたいというふうに思っていますが、そこはちょっと足りないんじゃないかと思っていますけれども、大臣、いかがでしょうか。

発言情報

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発言者: 平将明

speaker_id: 34354

日付: 2018-04-06

院: 衆議院

会議名: 経済産業委員会