望月義夫の発言 (災害対策特別委員会)
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○望月委員長 これより会議を開きます。
災害対策に関する件について調査を進めます。
この際、去る十四日、大雪等による被害状況等調査のため、山形県に委員派遣を行いましたので、派遣委員を代表いたしまして、私から調査の概要について御報告申し上げます。
派遣委員は、自由民主党の大見正君、藤丸敏君、三ッ林裕巳君、三原朝彦君、希望の党・無所属クラブの近藤和也君、立憲民主党・市民クラブの早稲田夕季君、無所属の会の菊田真紀子君、日本共産党の田村貴昭君、そして私、望月義夫の九名であります。
今冬期は、強い寒波による影響で、各地で平年を大きく上回る積雪となり、特に、東北地方、北陸地方を中心とした日本海側では、除雪作業中の死傷事故や各交通機関への影響等、大きな被害が発生しております。
山形県においても、大蔵村肘折で観測史上最深となる四百四十五センチメートルの積雪を記録し、三月二十日現在で死者十六名、住家被害十六棟といった被害が出ております。加えて、農業用ハウスなどにも被害が発生しており、住民の方々の生活や地域の経済、産業にも深刻な影響を及ぼしております。
ここに改めて、今般の大雪等によりとうとい生命を失われた方々の御冥福を心からお祈り申し上げますとともに、被災者の皆様に対し、衷心よりお見舞いを申し上げます。
それでは、調査の概要について御報告いたします。
まず、大蔵村の肘折いでゆ館において、石山山形県最上総合支庁長、加藤大蔵村長及び安彦副村長から、今冬の積雪及び被害の状況等について、それぞれ説明を聴取し、道路等の除雪、住宅除雪補助制度等に対する支援、農業施設の雪害対策等について要望を受けました。
その後、肘折温泉の風評被害の状況とその対策、除雪事業者の作業員の高齢化への対策等について意見交換を行いました。
次いで、大蔵村の赤松地区において、園芸ハウス倒壊現場を視察しました。
視察したトマト栽培ハウスは、雨を含んで雪の重みが増したことにより倒壊し、解体撤去して新たにハウスを建てるには二百万から三百万円の費用がかかるとのことでした。現状では倒壊したハウスの解体撤去を行う業者の確保のめども立っていないとのことで、農業者が生産意欲をそがれてしまうことのないよう、支援が望まれております。
次に、村山市の田沢地区において、融雪剤散布状況等を車中から視察しました。
融雪剤を散布すると、雪が解けるまでに要する期間を通常の半分程度まで短くする効果があります。スイカの産地として有名な同地区では、融雪剤として炭の粉を手作業で散布しておりました。融雪のおくれが懸念されることから、同県においては、三年ぶりに融雪遅延対策事業を発動し、融雪剤の購入費の一部を補助しているとのことでした。
次いで、村山市の富並地区において、農道の除雪状況等を視察しました。
農道は、農家が自己負担で除雪を行わなければならず、農家の負担軽減のため、同市においては、三人以上の団体で共同で除雪を行う場合に、除雪費用の一部を補助しているとのことでした。
また、道路舗装が損傷している状況を確認しました。道路舗装の損傷は、積雪や除雪作業によるもののほか、低温によって道路の路床に大きな霜柱が発生し地面が隆起すること等により道路舗装にひび割れなどが発生する凍上災もあるとのことでした。
最後に、村山市役所において、駒林山形県村山総合支庁長、志布村山市長及び齋藤副市長から、同県における豪雪等に対する取組状況、同市における被害状況等について、それぞれ説明を聴取し、特別交付税による十分な財政措置、破損した道路舗装の復旧に対する財政支援等について要望を受けました。
その後、道路舗装の補修の実施状況及び災害復旧事業における凍上災の採択状況、同市に対する特別交付税の繰上げ交付の状況等について意見交換を行いました。
以上が調査の概要でありますが、今般の大雪等による同県の被害は大きく、被害の発生状況の検証と早急な対策の実施が必要であると強く認識いたしました。
特に、損壊した農業用施設の復旧や損傷した道路の復旧に対する支援のあり方について、既存の仕組みの弾力的な見直しなども含めて、当委員会において積極的に議論していく必要があると決意を新たにした次第であります。
最後になりましたが、今回の調査に御協力をいただきました皆様に心から御礼を申し上げまして、報告とさせていただきます。
以上です。
この際、お諮りいたします。
派遣地からの要望事項につきましては、これを本日の委員会議録に参照掲載いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕