篠原孝の発言 (地方創生に関する特別委員会)
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○篠原(孝)委員 そういう言いわけはしなくていいんです、山梨学院大学附属高校を出て慶応大学に進まれたというのはわかっていますから。
だけれども、アメリカと比べていかに差があるかというのはおわかりになりますか。これだけ違うんですよ。住民もそういう人を選んでいるし、国会議員はそういう人がなっている。
ここで、我が委員会で、おられませんけれども、二重丸と丸と云々を僕がちょっと書いておきました。二重丸は、大学も高校も選挙区。選挙区って、その県内の選挙区。こうすると、ここに出てくるのは下条みつさんと左藤章さんと宮本さんと池田道孝さんで、二重丸は池田道孝さんだけなんです。
もう一つ、余計なことですけれども、池田さんはアメリカにも留学されているんですが、イリノイ州立大学という田舎の大学に行っていたんです。私も途中から気がつきましたのでね。アメリカの大学の留学は、名門大学には行こうと思えば行けたと思いますけれども、そうじゃなくて、わざと田舎の大学を選んで、田舎の大学二つに行ったんです。そのころはもう農林水産省におりまして、仕事をしなくちゃというふうに思っておりましたからね。
だから、もっと大胆に、そんな首都圏の大学の人数を減らせじゃなくて、どうしてこうなるかというのは、行かれた方、おわかりになると思います。
あべ俊子さん、おられませんけれども、アラバマ州立大学に行っておられます。向こうの州立大学の授業料、どうなっているかというと、私、ワシントン大学にいましたけれども、私が一学期千ドルでした、ノンレジデント、非居住者。レジデント、二百ドル。五倍の差があるんです。
質問通告したときに来た内閣府の中堅クラスの役人の人に、留学したことがあると言うので、UCバークレーに留学していたと。こういうもの、どうなっていると聞きましたら、外国人留学生、日本人とかは四百万で、そしてカリフォルニア州の住民といったら百万で、四倍の差があるんです。州立大学だから、そういうことができる。州民を優遇しているんですよ。
もともとそういう意識があって、日本も、ふるさとへ帰郷だとかなんとか言いますけれども、アメリカ人の方がずっとふるさととか生まれ在所というのを意識しているんです。よく、労働力の流動性、流動化と言います、日本はそれがないと。うそです。アメリカは、仕事もかえる、家もかえる、ついでに女房も旦那も何でもかえる、そういうことがありますけれども、そうじゃないんです。地元意識というのが物すごく強いんです。それを代表するようなもので、例えば、大ヒットしたテレビドラマに「大草原の小さな家」があります。皆さん、覚えておられると思います。ローラ、主人公の。
日本でもちょっと、一年間だけですけれども、「おしん」があります。明治から昭和にかけて。もっと言えば、「北の国から」があります。余り地方をメーンにしたドラマはないんですよね。
その日本の健全な地方性が崩れている。アメリカはまだがっちりある。だから、私は地方創生が大事だと言っているんです。田舎の地方ががたがた音を立てて崩れている。それで、大学もこういうふうになっている。
そうしたら、それは州立大学だからそうやってできるんだ、国立大学だからレジデントとノンレジデントの差をつけられないとすぐ言いわけが来るけれども、何を言っているのか。国立大学だったらもっとできる。全部移しちゃえばいいんです。そんなこと難しいとおっしゃるかもしれませんけれども、研究はみんなつくばに移しました。そのとき、どうしましたか。東京教育大学は、筑波大学になって、行ったんです。別に、大胆に、東京大学はなくして、ほかのところに行って、名前を変えた大学にしたって全くおかしくないんです。
イギリスでロンドン大学が一番名門大学ですか。アメリカでニューヨーク大学が一番ですか。違うんです。日本は手が遅過ぎるんです。先進国で、こんなに何でもかんでも首都に集中しているのはないんです。私は、もっと大胆な政策をとっていただきたいと思います。
大臣、この間の質問に対する答えの中で、先週の所信に対する質疑の中で、その県に合ったもので振興を図りたいと。
そういう点からしたら、加計学園の獣医学部なんてバツバツバツなんです。示しましたよ、予算委員会のときに見ておられると思いますけれども、畜産の数が物すごく下がっているわけです。畜産振興というのを四国はやろうとしているのか、愛媛がしようとしているのか。
ユニバーシティー・オブ・ワシントン、私がいたワシントン大学は、林業、林学部と水産学部と航空工学部、わかりますか、ボーイング社があるんです。まさに地域に密着した大学にしているわけです。
カンザス州立大学は、カンザス州はウイートステーツというんです。アメリカ一の小麦の産地です。だから、アメリカ・インスティテュート・オブ・べーキング、パン研究所というのがある。日本の敷島パン、フジパンとか山崎製パンとか、研究者が六カ月、研修に来ていました。その州にぴったしの大学にしているんです。
国はもっとそれをできるんです。中途半端にしている。大学の予算、国立大学法人の予算も、まあ、ほかの予算と比べれば、農業予算や何かと比べたら減り方が激しいかもしれませんけれども、減っている。そう大したことないんです。地方の大学に、国だからこそ、変えたり、ぴったしのことをやったりできると思うんですが、この点について、宮川政務官、どうお考えになりますでしょうか。文部省がもっと真剣にやっていただいてもいいと私は思います。