菅家一郎の発言 (東日本大震災復興特別委員会)

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○菅家委員 復興庁で作成している「風評被害の払拭に向けて」という冊子があるんですけれども、私は、よくまとまっているなというふうに実は思っております。
 その中で何点か、私は、資料一なんですが、この四ページですか、この資料は非常にわかりやすいなといつも思っております。
 なぜかというと、福島県は毎日空間線量をモニタリングして公表しているんですが、福島県だけの、例えば福島は〇・一七マイクロシーベルト・パー・アワー、これは二〇一七年の三月一日時点でありますが、〇・一七マイクロシーベルト・パー・アワー、これだけ見れば、国民は、数字が上がっているんじゃないかと思うわけです。やはりこのように世界との比較をすることによって、東京などは〇・〇五、パリと同じであったりするわけです。あるいは、いわき、〇・〇七であれば、北京と同じだ。郡山だって、〇・一〇であれば、まさにソウルよりも低いということになるわけですね。
 こういう比較をすることによって、ああ、福島県だって海外主要都市とほぼ同水準じゃないか、こういった情報を、やはり情報を流すにしても、せっかくこういった資料があるので、こういったものを特化してしっかりと、この情報をどのように提供するかというのが重要かと思っているんです。
 資料の二なんですが、資料の二は、いわゆるこれは放射性安全基準です。これはベクレルですから、食品における安全基準。日本とEU、アメリカ、コーデックスということで、コーデックスというのは、ここに資料がありますように、国際的な政府関係機関です。百八十七カ国が加盟している。
 日本は、ここにありますように、飲料水は十ベクレルですね。ほかは基準がありません。EUは千ベクレルですから、飲料水は百分の一。一番下の一般食品、これも、EUは千二百五十、アメリカは千二百、コーデックスは千ですから、日本は十分の一。
 これはベクレル・パー・キログラムですから、例えば、イワナにしますか、イワナの一キロをミンチにして、いわゆる精度の高いゲルマニウムの半導体検査器なんてありますから、そういったものを使って検査して、これが百ベクレル以下のものでなければ、これは表に出ない、マーケットに出ない。国の安全基準は百ベクレルだ。ですから、若干超えたとしても、世界基準とすれば安全なんですけれども、日本の安全基準が百であれば、超えるとやはり不安になりますね。ああ、これは非常に不安だということになります。
 全てが百ベクレルよりも、ほとんど検知されていないにもかかわらずに、残念ながら、こういった情報がなかなか末端まで伝わっていないのではないか。日本の国民も同じですね。
 パー・キログラム、一キロ。だから、科学的に言えば、若干基準値を超えても、たとえイワナ一匹食べても、果たして健康被害があるかどうか考えれば、私は、ほとんどないのではないかと。それだけ世界で一番厳しい基準値を採用しているということが、こういった比較、世界的な比較によって、払拭につながるのではないか。だから、この二点の資料は、この資料においてやはり特化して、この二つはわかりやすい資料なので、これらを生かしていくべきではないか、このように思うんです。
 やはり国民においてこのような情報が伝わっていない、あるいは海外においてもこのような情報が伝わっていないので、それが原因だとすれば、この点についてどのように取り組んでいかれるか、お考えをお示しいただきたいと思います。

発言情報

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発言者: 菅家一郎

speaker_id: 6249

日付: 2018-04-03

院: 衆議院

会議名: 東日本大震災復興特別委員会