柚木道義の発言 (本会議)

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○柚木道義君(続) 過労死家族会の皆様は、一昨日に続いて昨日も、涙雨の中、安倍総理への面会を最後の最後まで、海外へ行かれる前に少しの時間でもと求め続けて、体調を崩される方々もおられる中で、官邸前で、どうか、せめて過労死や過労自殺をふやすこの法案から高プロ部分の削除を求めて、面会を求めて、そして、十一年前に安倍総理がホワイトカラーエグゼンプション、今の高プロ制度を断念されたことと同様に、どうか面会をいただければ、その部分だけでも削除いただけるのではないかと、そう思って、思い定めて、座込みを続けられたのです。
 こうした状況を……(発言する者あり)大臣面会は過去に行っていて、厚生労働大臣は、しかも、一番心の底から訴えた高プロ制度の削除のところを、文書を改ざんされて我々委員に報告されているんですよ。だから厚労大臣ではだめで、安倍総理に直接面会を求めているんですよ。
 同じく過労自殺で、わずか二十四歳、とうとい命を奪われた高橋まつりさんのお母様が……(発言する者あり)高橋まつりさんのお母さんが、過労死家族会の寺西笑子代表らが参考人質疑で本当に心の底からの思いを述べられた直後に、ツイッターにこのように連続投稿されています。
 聞いて。お願い。全国過労死を考える家族の会の寺西笑子代表世話人は、長時間労働に陥り過労死の発生を促進する危険性が非常に高い、過労死をしても自己責任になる仕組みになっていると心の底から訴えました。
 お願い。皆さん力になって。大切な家族は戻ってこないのに、今生きている人たちを守ろうとしています。どうして言葉が伝わらないの。何人死ねばわかるの。まだ犠牲者が足りないの。
 どうして日本では過労が原因で死ななきゃならないんですか。あんなにたくさんの残業をさせられたから、まつりは死んだの。佐戸未和さん、寺西さん、中原さん、西垣さん、桐木さん、工藤さん、書き切れないほどのたくさんの人が死んだの。
 誰か一人でも生き返らせることができますか。死んだら生き返らせることはできないよ。時間は取り戻すことはできないんですよ。二度と会えないよ。二度と抱き締めることはできないよ。二度と笑い合えないよ。おいしいものをつくっても食べさせてあげられないよ。悲鳴のような言葉ばかりがあふれる。
 これが、昨年の二月二十一日、安倍総理が実際に会われて、高橋まつりさんのお母様である幸美さん、二度と、過労死、過労自殺、二度と悲劇を繰り返さない、そう約束したまつりさんのお母さんがこのような高プロ制度に大反対の声を上げておられるんです。
 その高橋まつりさんのお母さん、もちろんまつりさんに対しても、安倍総理は結局うそをついたことになりませんか。そして、一昨日、衆議院厚生労働委員会で過労死家族会の寺西笑子さんら五人が参考人意見陳述をされましたけれども、全国過労死家族会の皆様の思いも踏みにじったことになりませんか、安倍総理は。
 もとより、我々野党は、働く皆様の立場に立った、労働時間上限規制やインターバル規制の強化、過労死、過労自殺の原因ともなる、高橋まつりさんもそうでした、おまえの残業代は会社にとって無駄だ、もっと女子力を磨け、こういったハラスメント対策、今問題になっているハラスメントですよ、こういうハラスメント対策などについても対案を提出して、働く皆様やその御家族とともに、ビジョン、ソリューションを提示しております。必要なのは、労働者の主権強化のもとでのさまざまな改革です。
 昨日の安倍総理との質疑を通じて明らかになったのは、残念ながら安倍総理は、そうした働く皆さん、あるいは家族を過労死や過労自殺で失った皆さん、そういった皆様の声を聞くこともなく、また、本当に切なる面会要請も、ほかの、自分のお友達とはお会いになられても、本当に命をかけて過労死をなくそうとされている方々とは面会すらされない、そのような本当に冷たい政権の態度が明らかになっています。
 これでは一体誰のための働き方改革なのか。経済界から言われたから、生産性を上げるためなら過労死や過労自殺が出ても仕方がない、これでは、働き方改革ではなく、働かせ方改革ではないですか。国民をミスリードする、働き方改革国会などと耳ざわりのいいことは金輪際言わないでいただきたい。まさに働かせ方改革国会が今強行されようとしています。
 そして、こうした安倍政権の姿勢をとめるどころか、逆に、容認、後押しする厚生労働委員長の姿勢は断じて認めることはできません。
 まさに、それゆえに、万感の抗議を込めて、厚生労働委員長解任を求めるものであります。
 しかし、最後に、まだ採決までは時間が残されています。働き方法案の採決までにはまだ時間が残されています。
 安倍政権与党の皆様が、十一年前、あの安倍政権下、第一次安倍政権下で、今の過労死家族会の寺西笑子さんたちの先輩たちが、必死の思いで、愛する家族を突然に過労死、過労自殺で失う悲しみを二度と繰り返さないでと、当時のホワイトカラーエグゼンプション、今で言う高度プロフェッショナル制度の導入を最終的に安倍総理は断念されました。
 どうか、安倍政権与党の皆様、まだぎりぎり間に合うのです。今般の厚生労働委員長の委員会の設営、運営を改め、そして、労働時間上限規制やインターバル規制の強化、ハラスメント対策部分の強化などの内容の法案は成立をさせ、高度プロフェッショナル制度部分を削除して法案を成立させる、そのための委員会運営を文字どおり公正中立に行っていただける委員長を改めて選任をする、そのことを切にお願いを申し上げ、立憲民主党、国民民主党、そして無所属の会、日本共産党、自由党、社民党を代表しての高鳥厚生労働委員長解任決議案の趣旨説明といたします。
 終わります。(拍手)
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発言情報

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発言者: 柚木道義

speaker_id: 6952

日付: 2018-05-24

院: 衆議院

会議名: 本会議