井上貴博の発言 (本会議)
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○井上貴博君 自由民主党の井上貴博です。
私は、自由民主党及び公明党を代表して、ただいま議題となりました国務大臣石井啓一君不信任決議案に対し、断固反対の討論を行います。(拍手)
提出会派の諸君は、またしても不信任決議案を提出し、言論の府の看板と責任をかなぐり捨てて、国会をとめるのでしょうか。国会運営とは直接関係のない石井大臣に対し、的外れな理由で不信任を突きつける行為は、到底容認できるものではない。強く非難いたします。
提出会派の諸君は、本決議案の提出理由に、議論が全く深まっていないと述べられておりますが、そもそもIR法案については、当時の民主党政権下で民主党議員が会長となって超党派の議連を発足し、推進法も含めて何年にもわたって議論を積み重ねてきたものであり、全く理由にはなりません。
石井大臣はこれまで、誠実な国会対応に努め、真摯に答弁を繰り返してこられました。一体どこが不信任案に当たるというのでしょうか。結局は、単に法案審査をとめる方便として、安易に決議案を利用しているだけではありませんか。
我々は、国民の負託を受けた代表として、そのような筋の通らない日程闘争におつき合いしている余裕はありません。しっかりと立法府の責任を果たすためにも、一刻も早く、この理不尽きわまりない決議案は否決されるべきであります。
石井大臣は、就任以来、その豊かな知識と経験を生かし、行政府や立法府において着実に成果を上げてこられました。
現在審査中のIR法案に関して、石井大臣は、慎重かつ丁寧に立法作業を進めてこられました。有識者を集めたIR推進会議において集中的、専門的に課題を検討し、広範な日本型IRの制度設計を主導する一方、幅広く国民の声を聞き、十分な理解を得るため、パブリックコメントや、全国九カ所で説明会を実施いたしました。
国際競争力の高い魅力ある滞在型観光を実現すると同時に、世界最高水準のカジノ規制によってさまざまな懸念に万全に対策を講じる本法案の早期成立が今大いに期待されているところであります。
もちろん、石井大臣の功績は、IR制度の創設だけではなく、実に多岐にわたっています。
観光分野にあっては、恒久的財源として創設された国際観光旅客税の使途の明確化を図るため、今国会において国際観光振興法の成立に尽力されました。
また、来るべき東京オリンピック・パラリンピック大会の開催を契機とし、共生社会の実現や、一億総活躍社会の実現を図るため、バリアフリーを促進する法案を成立に導きました。
災害対応についても、石井大臣の判断は適正確実かつ迅速であり、昨年の記録的大雨や一昨年の熊本地震の際には、みずから現地に入って現状把握に努め、被災者の視点に立った手厚い支援策を指示、東日本大震災からの復興についても、地域の声に耳を傾け、被災地が地方創生のモデルとなるような復興実現に真剣に取り組んでいます。
災害以外の分野でも、石井大臣は、国民の安全、安心の確保に心を砕き、軽井沢のスキーバス事故、基礎ぐい工事問題、自動車の燃費不正問題、そして我が地元で起きました博多駅前の道路陥没等についても、スピード感を持って、全容解明と再発防止の指示を繰り出し、信頼の回復に努めてまいりました。
このように、人格高潔にして果断かつ適切に行政を推し進め、誠実に立法府と向き合っている石井大臣に関して、不信任案に該当する理由は全くありません。
以上、申し上げましたとおり、無責任かつ意味不明な本決議案は、圧倒的多数をもって速やかに否決されるべきであると強く主張し、私の反対討論といたします。(拍手)