宮本岳志の発言 (本会議)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○宮本岳志君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました石井啓一カジノ担当大臣不信任決議案に賛成の討論を行います。(拍手)
賛成理由の第一は、石井カジノ担当大臣のもとで提出されたカジノ実施法案が、日本の歴史始まって以来、初めて民間賭博を合法化しようとするものだからであります。
カジノは賭博であり、刑法で禁じられた犯罪行為です。利益の一部を社会還元すれば賭博の違法性が阻却されるなどとは、詭弁以外の何物でもありません。この法案が成立すれば、国民をして怠惰浪費の弊風を生ぜしめ、健康で文化的な社会の基礎をなす勤労の美風を害し、国民経済の機能に重大な障害を与えることになるわけであります。
審議を通じて、公営ギャンブルでは認められていない、客への金の貸付けがカジノ事業者には認められること、カジノ施設面積の上限規制が外されたこと、カジノを管理すべきカジノ管理委員会の金も人もカジノ事業者に依存することなど、重大な問題点が次々と明らかになりました。
そもそも、カジノ事業者の利益はかけ金の負け額であり、他人の不幸を利益にするビジネスです。ギャンブル依存症や多重債務者の増加、治安悪化等、カジノ解禁による社会的コストの増大ははかり知れません。
石井カジノ担当大臣は、法案の危険な内容を国民に知らせることもなく、わずか十八時間の審議で強行しようとしています。憲政史上に重大な汚点を残すものであり、断じて認められません。
第二は、石井カジノ担当大臣がカジノ実施法案の説明義務を果たしていないことです。
国民の多数はカジノ解禁に反対です。ところが、その理由をただしても、石井大臣は、カジノ担当大臣でありながら、質問にはまともに答えず、論点そらしを続け、質問時間を浪費させました。
そのあげく、国民の理解が得られていないことを事実上認め、法案成立後に全国キャラバンを実施し、説明するなどと言いわけしたのであります。これほど国民を愚弄する態度はないではありませんか。
国民は、刑法違反の民間賭博を解禁することに大きな疑問、懸念を抱いています。法案を推進する立場である石井カジノ担当大臣は、この疑問に答える義務があります。その最低限の説明義務すら果たさない石井カジノ担当大臣に大臣の資格はないと言わねばなりません。
さらに、もう一つ言わなければならないのは、石井大臣が森友疑惑を隠蔽する先頭に立っていることです。
森友疑惑の核心は、国民の財産である国有地がただ同然で森友学園に売却されたことであり、その背後には安倍昭恵氏の影響があることは、いよいよ明瞭となりました。
この疑惑を隠すために、安倍政権のもとで、公文書の改ざん、隠蔽、虚偽答弁という前代未聞の異常事態が起こりました。これら全てが安倍総理を守るために行われたことは明らかであります。
ところが、石井大臣は、国土交通省の決裁文書の改ざん依頼に関する調査結果で、改ざんの依頼を受けた職員はいなかったなどと結論づけました。しかも、その説明は、実に荒唐無稽なものであります。
我が党は、昨年九月七日に行われた、航空局長と理財局長との意見交換概要という文書を明らかにいたしました。ところが、石井大臣は、文書を廃棄したとするパソコンの復元を拒否するなど、疑惑隠しにきゅうきゅうとしているのであります。
民間賭博実施を推し進め、疑惑隠しに終始する石井カジノ担当大臣は、もはや一日たりとも大臣の職にとどまることは許されないことを厳しく指摘して、私の賛成討論といたします。(拍手)