もとむら賢太郎の発言 (本会議)
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○もとむら賢太郎君 無所属の会のもとむら賢太郎です。
会派を代表し、反対の立場から討論を行います。(拍手)
冒頭、西日本豪雨災害でお亡くなりになられた方々と御家族にお悔やみを申し上げますとともに、被災された皆様にお見舞いを申し上げます。今この時点も現地で尽力されている御関係者、ボランティアの皆さんに敬意を表します。
きのう、参議院では、災害対応に第一に当たるべき総理と国土交通大臣が出席し、IR整備法案の審議が行われました。災害対応よりカジノとは、全く理解不能です。
さらに、古屋議運委員長がパーティー券の収入を過少報告していた疑惑が浮上しました。議運委員長は高潔たるべき職です。明確な説明が必要です。
さて、この間、多くの方から、なぜ定数をふやすのかと怒りの声が私のところに寄せられました。この声は自民党の皆さんにも聞こえているはずです。多くの自民党の先輩たちからも苦言を呈されています。世論調査を見れば、中身が明らかになるにつれ、反対する人がふえているのが本法案です。
民主主義の根幹たる選挙制度が、多くの反対の声の中で成立してよいのでしょうか。
以下、本法案に反対する主な理由を申し述べます。
第一に、定数をふやすことに合理的な理由がなく、国民の理解を得られないからです。
来年の消費税再増税を控え、我々政治家や国会がより厳しくみずからを律することが求められている中、定数増という耳を疑うような自民党の提案は、まさに権力ぼけ以外の何物でもありません。
第二に、民意を反映されにくくなる疑念があるからです。
特別枠の設置により、非拘束式名簿の候補者がより多い得票を得たとしても落選する可能性があります。このとき、民意が反映されないばかりか、一票の平等も失われるのではありませんか。
第三に、議論の進め方が余りに強引であることであります。
平成二十七年の改正公選法附則では、選挙制度の抜本的な見直しについて、必ず結論を得るとされていました。参議院では、そのために熱心な議論を積み重ねてきたと聞いております。
しかし、本法案は、その積み重ねを全く無視しています。さらには、各党と合意形成の努力もなく、国会での審議時間もほとんど確保せずに、法案を強行に成立させようとしているのです。
選挙制度は国民のためにある、自民党のためではない、原点に立ち返ってほしい、これは脇雅史元自民党参議院幹事長の言葉です。
自民党の自民党による自民党のための改悪に断固反対することを申し上げ、私の討論とさせていただきます。(拍手)