福井照の発言 (予算委員会)
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○福井委員 おはようございます。自由民主党の福井照でございます。
まず冒頭、先週の同僚議員、同僚議員であるからこそ、この発言について申し上げなければなりません。
二階幹事長からの自由民主党の代表質問でも、沖縄の問題は日本全体の問題であり、つまり最重要課題であり、我々は沖縄の皆様の心に寄り添っていかなければならないと申し上げたばかりでございましたので、同僚の発言は決して相入れられるものではございません。国民の受けとめ方、なかんずく沖縄の皆様の受けとめ方は真逆と言ってよいのだと思います。
二階幹事長にお仕えする者として、一昨年からの事実関係を申し述べさせていただきたいと思います。
一昨年八月、二階幹事長、幹事長に就任をされまして、初仕事として選んだのは沖縄でございました。沖縄問題こそ自分の使命だと考えられたからでございます。
知事に会い、意見を交わし、陳情を伺い、道路交通問題の解決、バスターミナルの整備の促進、次々と施策を積み上げて進めてまいりました。世界津波の日高校生サミットを昨年十一月に開催し、そして成功させ、この三月にはグローバル・ピース・ダイアログ・イン沖縄という会議を開催して、世界に冠たる万国津梁の地沖縄の平和文化を世界に向けて発信する、そういう場もセットをさせていただいております。
一昨年、ヘリの不時着事案が発生した際も、速やかに当時のアメリカ大使館ハイランド公使を党本部に呼びまして、厳重に抗議をいたしました。ハイランド公使からは、アメリカ軍当局に対し、沖縄の皆様の心をよく理解して行動するように、そして心を決して傷つけることがないようにと強く申し伝えたという報告も受けました。
また、先日の、小学校校庭にヘリの部品が落下するというあり得ない事案の直後にも、現在のアメリカ大使館ヤング公使と面談をして、最も無防備な、イノセントな、子供の最もイノセントな校庭での体育の時間というまさにそのときに、子供のすぐそばに相当な重量を持つヘリの部品を落下させるなどという、およそあってはならない事故、人間として絶対に許すことはできない、国民全体はもちろん、沖縄の皆さんも同じ気持ちだと強く強く抗議をいたしました。まさに人間としての思いをぶつけたわけでございます。
今回も、二十四日、代表質問、本会議終了後、直後、アメリカ大使館ヤング臨時代理大使に強い抗議の電話をいたしました。やれることは即やる、すぐやるということを貫いているわけでございます。
いまだに沖縄の皆様の気持ちをアメリカはわかっていないのではないかという危機感で行動しているわけでございます。ですので、今回の発言は残念でなりません。政府としても万全の措置をとることを改めて要請いたします。沖縄の皆様の心に更に更に寄り添わなければならない、このことを全員の誓いにしたいと思います。
たび重なるヘリの不時着、小学校校庭へのヘリの部品の落下事案への対応、沖縄の皆様の心に寄り添う気持ちの再確認などについては後ほどの質疑者、國場議員に譲りたいと思いますが、あえて、予算委員会の冒頭に当たりまして、事実関係の御紹介をさせていただきました。
さて、火山でございます。この火山も、堀内詔子議員の質問に譲りますけれども、少しコメントをさせていただきたいと思います。
先日の草津白根山での痛ましい事故でお亡くなりになりました方への心からの哀悼の意を表します。そして、けがをされた方々へのお見舞いも申し上げたいと思います。
突然の噴火は水蒸気爆発でございました。御嶽山もそうでございました。登山に適していたり、スキーに適していたり、なだらかな山というのは、水蒸気爆発によって形成された山でございます。ということは、登山したり、スキーをしているということは、常に危険と隣り合わせにいるということをもう一度肝に銘じておかなければならないということでございます。
御嶽山の爆発直後、私ども、国土強靱化推進本部を開きまして、火山監視体制、火山観測体制の予算の充実など、努力してきたつもりではございましたけれども、まだまだ不明な点、わからないことが多く、今回も犠牲者を出してしまいました。
ハイキング、トレッキング、登山、スキーに適した山は水蒸気爆発によって形成された山であること、水蒸気爆発は予兆がないこと、すなわち、そういう山には人々が常にいて、極めてリスクが高いことが必然であるということを念頭に、更に火山監視体制、観測体制を充実させていきますこと、この決意を犠牲になられた自衛隊員のみたまにささげたいと思います。国土強靱化の歩みを更に強化、推進してまいりたいと思います。
そして、パネルをごらんいただきたいと思います。
このパネルは、熊本の仮設住宅でございます。この集合住宅は、ユニバーサルデザインを施してあります。この真ん中の写真は、一つの庭を囲んで、コミュニティーハウスのようなデザインをしております。地元の県産の杉材、そして畳など県産資材の使用に努めて、そして建てるのは県内の中小工務店ということで、入居者からも住み心地がよいと一定の評価を受けているわけでございます。
しかし、一昨年四月に発生した熊本地震、いまだこういう仮設住宅に四万人以上の方がお住まいをされています。東北の復興も道半ばでございます。一日も早くもとの生活を取り戻されることを望みます。もちろん、我々も全身全霊で尽くします。
ちょうどお正月が過ぎたばかりでございますけれども、こういう楽しい時期は、仮の住まいのつらさを最も感じるときであると推察いたします。また、家族、友人を亡くされた皆さんも一段と寂しさが募る時期だと思います。我々は、ひとときも皆さんのことを忘れておりません。そして、これからも決して忘れていないことをお誓いして、質問に入らさせていただきたいと思います。
さて、総理には、この一問だけお願いをさせていただきます。地球環境でございます。
総理は所信表明でも、脱炭素社会の構築に向けて世界を牽引していくんだという御決意を述べられました。地球温暖化ということは、すなわち、正規分布の山が低くなる、極端な現象が、極端な豪雨が、極端な干ばつの確率が上がるということでございます。今まで経験したことのない台風の可能性が出てきたということでございます。昨年七月の九州北部豪雨もそうだったと思います。経験したことのない雨でございました。
我が国は、自然災害を最も頻繁に受けている国として、そして世界に貢献する志が高い国として、当然、世界に貢献する責務を負っていると思います。二〇五〇年八〇パー削減の達成はもとより、更にその先の、世界に冠たる脱炭素社会を牽引する、大胆な方向性を示す長期戦略の早期策定が不可欠と考えているわけでございます。
所信表明でもお述べになりましたこの地球環境、気候変動問題に対する御決意、総理からお聞かせをいただきたいと思います。