福井照の発言 (予算委員会)

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○福井委員 ありがとうございました。
 今までは、首長さんも、あるいは担当部長さん、課長さんも、そんなこと言ったって国は、認めてもらえないのではないか、認められるとしても手続が難しそうだ、大分時間がかかりそうだということで、地方自治体の方からちゅうちょ、ためらいが見られたわけでございます。
 これからは、どうぞためらわず、ちゅうちょせず、改良復旧を原則にしていただければというふうに思います。
 では、同じ九州北部豪雨でございますけれども、この写真を見ていただきたいと思います。
 この流木、五十年生、六十年生でございます。国策に従って自分で植えた木に自分の家が押し潰されるという悲劇でございます。山腹が大きく崩壊し、そして、植えた木、五十年たってそろそろ皆伐、間伐の時期を迎えたにもかかわらず、自分のうち、自分の町を押し潰すその道具となってしまったという、このようなことが二度とないようにしなければなりません。
 質問は二つありますが、同時にお答えを、農水大臣から、そして林野庁長官からしていただきたいと思います。
 昨年七月、このように多くの爪跡を残しました。山は大きく崩れ、大量の土砂とともに、長い年月をかけて丹精込めて育ててきた木が一瞬にして流れ出し、下流の集落は甚大な被害に見舞われました。これまで体験したことがないような豪雨、全国各地で頻発するようになりました。このように、流木による災害のリスクが高まっていると考えます。
 農林水産省として、今回の九州北部豪雨の流木による被害を踏まえ、どのような対策を講じていくのか。農水大臣にお伺いをいたします。
 そして、その一方で、国内の山は今までになく豊かになりました。
 コインシデンスというんでしょうか、昭和三十九年、第一回目の東京オリンピック・パラリンピックが開催されたこの年に、国内の山はまだ未熟でした。高度経済成長期の木材需要に対応するため、何と、昭和三十九年に、丸太、輸入が自由化されたわけでございます。輸入が自由化されたのが昭和三十九年、第一回目の東京オリンピック。そして、第二回目のオリンピックをやがて迎えようとしている。その間、山村は過疎化、高齢化によって疲弊した。厳しい状況が続いた。
 しかし、木材自給率も上昇をやっと続けてきた。そして、二〇二〇年、東京オリンピック・パラリンピックを迎える。この日本の木のよさ、木の文化をアピールする絶好の機会だと思います。山を守りつつ、木を使う、山を生かすということは、山村の活性化、地方の創生の直截の事業だと考えております。さらには、昨年末の税制改正大綱におきましては森林環境税の創設が決定をされました。国民全体で山をしっかりと守っていくこととなりました。
 このような中、今後の山づくりについても抜本的に見直す必要があると考えますけれども、農林水産省としてどのようなビジョンをお持ちか。これは林野庁長官でよろしいでしょうか。両方とも、じゃ、齋藤大臣の方からお考えと決意をよろしくお願いいたします。

発言情報

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発言者: 福井照

speaker_id: 14055

日付: 2018-01-29

院: 衆議院

会議名: 予算委員会