齋藤健の発言 (予算委員会)
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○齋藤国務大臣 昨年七月に発生いたしました九州北部豪雨におきましては、記録的な豪雨ということで、樹木の根っこが及ぶ範囲よりも深い部分で崩壊が発生をいたしまして、これが流木災害となったというふうに分析をしているところでございます。
この九州北部豪雨の流木被害を踏まえまして、農林水産省といたしましては、流木を捕捉する形の治山ダム、こういったものの施設の整備、これが重要である、それから、樹木の根や下草の発達を促すために間伐等の森林整備もあわせてやっていくことが必要だろうということで、これらのことを計画的に推進をし、地域の安全、安心の確保に努めていくこととしているところでございます。
また、後段の御質問ですが、我が国の森林は、御案内のように、戦後、はげ山だったのが、先人による造成努力の結果、資源が充実して、今、主伐期を迎えつつありまして、この資源を、切って、使って、植える、こういった循環利用を確立していく必要があると考えておりまして、しかしながら、一方、現実の方は、森林を所有されている方と、意欲と能力のある森林経営体との間で経営の意向にミスマッチが生じていること等の課題を抱えておりまして、資源が十分に活用されていないという現実にございます。
このため、農林水産省では、今後の山づくりについて、経済ベースに乗る森林については、みずから経営管理ができない森林の所有者の経営管理権限を、市町村を介して意欲と能力のある林業経営体に集積、集約化する、それと同時に、経済ベースに乗らない森林につきましては市町村が公的に管理をするということが必要であると考えておりまして、これを実現するための新たな森林管理システムの創設について今検討しておりまして、関連法案をこの国会に提出すべく準備を進めているところでございます。
さらに、市町村が行う森林の公的な管理や、この新システムを円滑に機能させるための必要な財源といたしまして、いわゆる今委員御指摘の仮称森林環境税の活用を検討しているところでございます。
今後、これらの取組を着実に推進することによりまして、林業の成長産業化と森林資源の適切な管理を実現して、次世代へ豊かな森林を引き継いでまいりたいと考えております。