渡邉美樹の発言 (経済産業委員会)
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○渡邉美樹君 自由民主党の渡邉美樹でございます。質問の機会をいただきまして、ありがとうございます。
本日は委嘱審査に当たり、経済産業の基盤を成す我が国の財政と、そしてそれを支えております日銀の出口戦略と、そして中小企業の支援について質問をさせていただきたいと思っております。
まず最初に、財政についてお話をお聞きします。
私は、今、このままでは日本の財政はもたないんではないかと実は大変危惧をしております。内閣府の今年の一月二十三日の試算によりますと、基礎的財政収支の黒字化は、成長実現ケースでも二〇二七年に先延ばしになっております。しかし、その二〇二七年でさえも私は大変疑念を持っております。成長実現ケースでは、実質GDP成長率は二〇二三年以降では二・〇%以上、名目GDP成長率は二〇二〇年以降で三・〇%以上を想定しています。これは、消費税増税後、引上げ後、そしてオリンピック後ということを考えましたところ、非常に楽観的な数字だと言わざるを得ないと思います。また、ここ数年の実績を見る限り、これだけの経済成長が実現できるとはとても思えないと考えております。
また、長期金利の試算についても疑念があります。というのは、政府は成長こそがと言っておりますが、実はこの財政再建において重要なのは成長よりも金利の影響だと、そのように考えるからです。
半年前の平成二十九年の七月の試算では、こちらの資料一を見ていただくと分かるんですが、そのときの経済再生ケースで名目長期金利が二〇一九年から五年間で〇・七、一・四、二・五、三・二、三・七という金利になっております。この金利は、私もビジネスマン長かったんですが、非常に妥当な数字だと思っております。しかし、ところが、今年の一月の試算では、同じく成長実現ケースの二〇一九年からの五年間で〇・〇、〇・四、〇・九、一・四、二・〇と著しく金利を抑えております。たった半年の間で長期金利の試算値がこれだけ違うのはなぜだろうかと大変疑念に思っております。
成長が抑えられたからだということも聞いておりますが、であるならば、成長が、例えば二〇二〇年、二一年、二二年は〇・八、〇・五、〇・五という形で成長が抑えられているのに対して、それに対して〇・七、一、一・六、一・八、一・七という形で大幅に金利を抑えているわけであります。
これは、見ようによっては公債等残高対名目GDP比をこれによって調整しているとしか見えないわけでありまして、この試算の、それこそ中長期の経済財政に関する試算の信用度とか妥当性というのは本当に正しいんだろうかと、これは、一方、数字合わせの試算なのではないだろうかというふうに考えてしまいます。
内閣府に質問させていただきたいことは、この長期の金利の根拠について是非教えていただきたいと、そう思っています。