世耕弘成の発言 (経済産業委員会)
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○国務大臣(世耕弘成君) 別の言い方をすると、打ち続けたからこそ底が抜けなかったという点があるんではないかというふうに思います。
中小企業への支援策というのはこれ長い歴史がありまして、一九六三年に中小企業基本法というのができて、そこから割と長い間は二重構造対策というか、大企業に比べた弱者である中小企業をどう支援をしていくかという目線でやってきておりました。その後、このグラフが出だすところでありますけれども、バブルが崩壊して非常に長い不況に入っていく、その時点では、やはり弱者である中小企業に対してどうやって金融支援をし、経営基盤の強化を行っていくかという視点でやっていました。
大きな転換点は平成十一年、このときに中小企業基本法の抜本改正というのを行いまして、いわゆる弱者として捉えるだけではなくて、やはりイノベーションを通じて創業とか経営革新、これをしっかりやってもらうという新しい中小企業観に基づいた支援対策を強化をしてきました。その後、このグラフにも、それでちょっと下げ止まって、上がりかけていたんですが、そこでリーマン・ショックがやってくるわけであります。そして、東日本大震災がやってきた。このときは、どちらかというとセーフティーネット対策としての支援というのを行ってきたわけであります。
そういった中で、委員御指摘の黒字企業については、今、平成二十七年度時点で九十二万社ということでありますので、平成二十四年の七十三万社から一定、このグラフでも出ているように、毎年それなりに増えてきてはいるというふうに考えております。
中小企業の業況が、実はこの黒字で見ると経常利益は過去最高水準になっているんです。ただ、黒字の企業率が増えていないということは、かなり格差が出ているとかばらつきが出ているということではないかというふうに思いますが、全体としては改善基調にあるんではないかというふうに思っています。
今我々が直面している今度は問題は、やはり人手不足、労働力不足、生産性を向上させなければいけない、事業承継といった新たな問題に直面をしていますので、また対策をしっかりと打っていきたいというふうに思っています。
このように、結構歴史的にいろいろ変遷をしながら手を打ってきているということは御理解いただきたいと思います。