渡邉美樹の発言 (経済産業委員会)

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○渡邉美樹君 実は、私が二十四のときに創業しているものですから、バブルのときから今、このグラフをずっと実は経営者として見てまいりました。その上での感想でありますが、このバブルまでは右肩上がりの経済の中で、恐らくその支援も、例えば税務はこうしたらいいよとか例えば経理はこうしたらいいよという、そういう守りの支援をずっと続けてこられたということにおいて、日本の中小企業への支援というのは良かったと思うんです。
 しかし、このバブルが壊れた後について、右肩下がりになったときに仕組みがそのまま守りの仕組みになってしまっていて、結果として様々な屋上屋を重ねてきた。結果として、余り有効な中小企業支援政策になっていなかったんではないかというのが私が三十年間この中小企業支援を見ていた私の感想です。
 特に、事業においては人、物、金と言いますが、お金については、これは今現場でも声を聞きます、もう十分だと。もう銀行も貸したくてしようがない。人については、今まさに大臣がおっしゃったように労働力不足。これが今最大の、日本中で最大のそれはネックだと思います。で、何よりもやはり物であります。銀行もお金貸したいけど、全然ビジネスモデルがなっていないから、貸せないから全部つくり直すんだみたいな話をつい最近ある頭取からも聞きましたが、やはりこの物、ソフトというところをしっかりとてこ入れしていくこと。ものづくり補助金もいいんですが、それ以上にやはりソフトをしっかりと充実させて、そのソフトの支援が必要ではないかなというふうに思っております。
 資料五をどうぞ御覧ください。これは非常に大ざっぱなものなんですが、ポイントは三点あります。
 一点は、屋上屋を重ねてきた組織をやはり統合するべきじゃないかと、一つにまとめるべきではないかという、この三十年の反省を踏まえて一つの提案です。二つ目の提案は、やはり地方に行けば行くほど商工会、商工会議所が中心であります。商工会、商工会議所を経営指導中心の組織につくり替える。そして、よろず支援拠点、これは大変有効であります。よろず支援拠点を強化すること、これが今中小企業支援にとって大事なんじゃないか。
 そして、何よりも足りないのは経営指導員であります。本当に力のある経営指導員が千人いれば私は日本は変わると思っています。それの採用、育成、そして雇用というものが私はこの中小企業支援にとって最も大事で、ですから赤にさせていただいたんですが、中小企業大学校、ここを強化することによってソフトをつくる、そしてビジネスモデルを一つ一つずつ応援してあげる、それによってそれぞれの企業が自立していくという、そのような絵が描けるんではないかな。
 結果として、実際それを、小さなといっても四千社の組織なんですが、そこでそれを実際やれば八〇%以上が黒字になっている現実もあります。そうすればアベノミクスもそこで成功していくんではないかと、そう思います。
 大臣に最後に、ゼロベースで抜本的な改革の必要性をどう考えていらっしゃるのか、それについてお聞かせ願いたいと思います。

発言情報

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発言者: 渡邉美樹

speaker_id: 16934

日付: 2018-03-23

院: 参議院

会議名: 経済産業委員会