世耕弘成の発言 (経済産業委員会)
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○国務大臣(世耕弘成君) 第四次産業革命に向けては、各国それぞれ強みあるいは逆に弱みがあるんだろうというふうに思っています。
例えば、アメリカはITの世界トップレベルの技術者がやはり集積をしている、そこに膨大なリスクマネーの提供者がいて、もう何兆円単位の資金を提供していっている。そんな中から巨大なプラットホームを押さえている民間企業が登場をして、そしてリアルの経済とバーチャルな経済、これを融合していって世界のデファクトスタンダードを取っている、これがある意味アメリカの姿だろうというふうに思っています。
ドイツは、一方で、高い技術力を持つ製造業とそして実践的な専門性を持っている研究者、これが融合してどんどん新しいものをつくっていっているということと、あと、物づくりの現場のIT化が非常に進んでいて、特に製造過程がもうほとんど一社のシステムできちっと統一をされているとか、企業間の連携に関してもこれはまた別の一社でほぼ統一をされているなど、非常に製造業のIT化が進んでいるというのがドイツの特徴だと思っています。
中国は、逆にこの一党体制の下でビッグデータ集め放題というか、余りプライバシーとか関係なくがばっと集めて使えるというようなアドバンテージと、やはりマーケットの規模が大きくて成長しているという特徴があるんだろうと思います。
じゃ、日本は何が強みなのかというと、やはり現場力だろうと思います。製造業、サービス業で非常に現場力のレベルが高いわけであります。しかも、これまでの相次ぐIT補助金などの成果もあって、中小企業も含めて一定程度IT化をされている、それでそれが高い現場力の現場で使われているということで、非常に質の高いデータが製造業、サービス産業、それぞれあるんですが、それがほったらかしになっていて活用されていないということで、これをしっかりつないで、それぞれの工場を超えて、企業を超えて、産業を超えてつなげてビッグデータにすることで、そしてそれをAIで分析をして更に品質のレベルを高めていくというようなことをやろうというのがコネクテッドインダストリーズの考え方であります。
コネクテッドインダストリーズの実現に向けて、何もかもやるでは駄目ですので、経産省として自動運転ですとか物づくり・ロボティクスといった五分野を重点分野として決めて、そして横断的に複数の民間事業者が協力をしていくという体制で、このコネクテッドインダストリーズで何とかこの第四次産業革命に日本としての強み、現場力を生かして対応していきたいというふうに考えています。