尾藤廣喜の発言 (厚生労働委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○参考人(尾藤廣喜君) ありがとうございます。
 実は、ベーシックインカムとか負の所得税、一緒にはなりませんけれども、そういう形の考え方は私が厚生省にいたときからもう既に議論がございまして、私も在職中に議論をしたことがあるんです。
 もう今だから言っていいと思いますけれども、ベーシックインカム、賛成だという方と反対だという方、非常に分かれていたわけですけれども、私はどちらかというと反対派でございます。
 その理由は、今でもそうなんですけれども、ベーシックインカムということになると、金銭給付ということになりますので、日本の場合、例えば医療の給付を考えてみますと、個人的に医療給付を、物すごく金額の給付、差があるわけですね。重度の医療の必要がある方、それからそうではない方ということでかなり違いがありますね。それから、例えば介護に関してもかなり違いがあると。そういうものをまとめてベーシックインカムという形で、基本的に全ての人を平等に、もちろんミーンズテストをやらないということでないとベーシックインカムの意味はないと思いますので、そういうことで全ての需要を本当に賄うことが可能なのかどうなのか。もしそれを全ての人で賄うベーシックインカムをするとすれば、莫大な費用が掛かると思いますね。だから、そういう財政が賄えるのかどうなのかと。そういう意味で、私は、日本の状況においてベーシックインカムを導入することはちょっと無理なのではないかというふうに考えております。
 ただ、ベーシックインカム的な考え方で、私も先ほど申し上げましたけど、医療とか教育とか、まあ住宅も含めていいと思うんですけれども、基礎的な問題について私は全ての国民に保障するという考え方は必要だと思いますので、もしそれを現物として何らかの形で考えるということであれば、そういう制度は考えてもいいのではないかなというふうに思っております。少しオーソドックスなベーシックインカムの考え方とは違うと思いますし、そんなふうに考えております。

発言情報

speech_id: 119614260X01520180524_016

発言者: 尾藤廣喜

speaker_id: 10259

日付: 2018-05-24

院: 参議院

会議名: 厚生労働委員会