勝部麗子の発言 (厚生労働委員会)

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○参考人(勝部麗子君) ありがとうございます。
 社会的孤立の問題については日々奮闘しているというのが現状でありますが、先ほども申し上げましたが、OECDの中で一番孤独になった日本の人たち、そして誰もが一人になっていく、お一人様になっていく社会。お二人暮らしであっても、どちらか亡くなれば独り暮らし。独り暮らしになると電球交換すらできない世帯がたくさん増えていく。孤立死、それから離婚ですね、核家族のことで、本当に社会そのものがばらばらになっていっているというのが現状であります。
 このばらばらになっていっているのは、勝手に自分たちが群れることを取り戻せるかというのは、これはなかなか難しいというふうに思っていまして、地域でやっぱりそれぞれの人の居場所と役割をつくっていくための地域のコーディネーター、これは住民の中からそういう人たちが生まれるということも実際ありますが、私たちの仲間、ボランティアの方々は、知ることによって優しさは生まれるというふうに言います。本当にその人たちが置かれている現実を、住民同士だともう一歩踏み込んで知ることができませんので、そこに専門職がしっかり介在をしながら、本人のいろんな悩み事であるとか、そういうことをしっかりと分かる、そういう存在をつくっていくことが一点。
 それから、この社会的孤立というのは、私は何か少子化ということと非常に似ているように思います。以前、少子化というのは個人の問題で、子供を産まないという選択をしているんだというふうに言われていましたが、孤立を望んでいるという話と子供を産まないというのは何かよく似たように思います。孤立にさせられていっている。あるごみ屋敷の男性が、ごみ屋敷になってセルフネグレクトだと人に言われたが、そうではない、私はソーシャルネグレクトに遭っているというふうな話を聞きました。
 実際に社会がこういう問題を考えていくと、自己責任にしないということで、是非孤独ということを徹底的に議論できる国の機関でありますとか、そういう体制を今この時期に御検討いただけることがこの問題に立ち向かっていく一つの方策ではないかというふうに思います。お願いします。

発言情報

speech_id: 119614260X01520180524_019

発言者: 勝部麗子

speaker_id: 4878

日付: 2018-05-24

院: 参議院

会議名: 厚生労働委員会