尾藤廣喜の発言 (厚生労働委員会)
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○参考人(尾藤廣喜君) 貧困の根本的な解決のためになすべき方法というのは、私は、比喩的に言いますと、生活保護に対する負荷を、生活保護が今果たしているような役割を軽くできるようにすることだと思う。逆説的な意味かもしれません。
それはどういうことかと申しますと、貧困になるには原因があるわけで、その原因にふさわしい対策をそれぞれ打つことによって生活保護が全てを引き受けているという状況を変えることができる。
ですから、例えば高齢の方ですと、やっぱり年金の増額によって生活保護を利用しなくても生活できるような自立した生活基盤ができること。働いている人については、ちゃんとした賃金が支払われて、自分が働くことによって生活できるというような職場環境が整えられること。障害を持つ人については、障害者も働きたいという願いがかなえられるように、きちっとした作業についての工賃が支払われて、そして不足している部分については手当が支給されると。そういう形で、何が貧困の原因なのかということについての適切な対応がなされることが必要だと思います。
ですから、私は、生活保護の充実を運動の標目にもちろん掲げておりますけれども、生活保護だけを良くして事態が解決するとは全く思っておりません。生活保護のむしろ負荷を弱めるということにこの社会として全力を尽くすことによって貧困は防げるわけだし、そうでなければならないというふうに思っております。
以上です。