尾藤廣喜の発言 (厚生労働委員会)
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○参考人(尾藤廣喜君) ありがとうございます。
ネーミングの問題は軽い問題のようですけれども実は非常に重要な問題でございまして、各国やはりいろんな工夫をされているわけですね。先ほどドイツの例も申し上げましたけれども、ドイツは社会扶助という、扶助という言葉を使っているので、もっと受けやすくということで、第二の失業手当、失業手当Ⅱという名前に変えて受けやすいようにと。だから、ネーミングをどうするかというのはある意味で利用しやすくするための非常に大事なことでございますので、是非とも権利性の強い、国の責任が明らかになって、利用しやすいような名前をお考えいただければなというふうには思っております。
それからもう一つの問題は、いろいろなケース、事例に応じて必要とする給付も違うので、それに対する対応を考えるべきじゃないかという御指摘、誠にごもっともだと思うんですけど、その場合に二つ方法があると思うんですが、一つは、韓国で最近変わりましたように、扶助をばらばらに、例えば介護だったら介護、医療は医療、それから生活扶助は生活扶助、ばらばらにしてそれぞれを受けやすくするという方法も一つあるだろうと思います。ただ、日本の場合は、非常に有機的に結び付いているというところのメリットもあるわけでありますので、それが単純にいいかどうかということは言えないと思います。
もう一つの問題は、スウェーデンでやっていますように、課題ごとに担当の部局を変えて、例えば青少年のためのグループ、担当するグループはそのためにやっていますし、依存症の人たち、依存症という言葉は使わずにリハビリ部門というふうに言っていますけど、課題ごとに部門を変えて、そこの専門性を発揮しながらやっていくと。先ほど奥田参考人も言われましたように、就労に結び付くケースについてはどうやって半就労の形、スウェーデンは非常に半就労が多彩にある国ですので、いきなりフルタイムではなくて就労できるという状況になっていますので、そういう形での、いろいろなグループみたいなものを分けながらケアの内容を変えていくというのも一つのやり方ではないかなというふうに思っております。
以上でございます。