浦辺徹郎の発言 (資源エネルギーに関する調査会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○参考人(浦辺徹郎君) エネルギーの重要性にもかかわらず鉱物資源の質問をしていただきまして、大変ありがとうございます。
 技術的なものでございますが、これは資源ですので、まず探して、それから生産をして、それを処理して、金属にするという四つの過程が必要でございます。今、世界ではなかなかそれは難しいわけですけれども、日本は政府の取組がありまして、JOGMECの取組、それからSIPの取組で、その四つについてほぼ見通しができたという段階であります。
 ただ、まだ経済性というのは、これから来年JOGMECさんが経済性の検討をされるということになっておりますけれども、海底熱水鉱床に関しては大分の問題が解決できてきたかなと。それで、今のリスクとしては、むしろ資源量が足らないというのがリスクになります。経済産業省の方では、大体五千万トンの鉱石が海底で見付かると次々に船を、船団を移動してやっていけますので、陸上の鉱山のようにインフラを全部つくっていく、学校まで建ててというふうなことは余り必要がないわけですね。そういうふうなことで五千万トンというのを目標にしておりまして、それに向かって動いているということだと思います。
 それから、十一ページの表は、これは陸上の鉱山でございます。海はまだ全く進んでいません、大変説明が悪くて申し訳なかったんですが。陸上の鉱山は、例えばこの参考資料の二十一ページを見ていただきますと、リオ・ティントという世界第二の資源メジャー、金属のメジャーでございますが、これが書いていることは、一言で言うと、今まで陸上の資源は千個プロジェクトをつくると三つは鉱山になった。ところが、これは二〇〇七年の資料でございますけれども、十年ぐらい前から、一万個そのプロジェクトをつくらないと三つの鉱山が見付からない、千三つから万三つに変わっている。そういうふうに、様々な指標が陸上の資源開発、探査というものが行き詰まっているということを示しているわけです。
 我が国の課題としては、我が国はもちろん一〇〇%、金の一部を除いて鉱物資源は一〇〇%輸入でございます。それから、資源の消費量というものは、エネルギーは省エネが進んでいるんですが、省エネを進めるために省資源というのは遅れているんですね、世界的に。そのために資源の消費量の方、伸びがずっと何倍も高いわけです、エネルギーのものよりも、もちろんエネルギーの方が大事なんですけれども。そういうこともあって日本が海底資源の開発に向かっていこうというふうにしているわけですけれども、先ほども指摘させていただきましたように、技術の方は着実に前に来ているわけですけれども、それを企業がその技術を使って生産に乗り出しましょうという決断をする必要がございます。そのための法整備であるとか環境整備、そういうものを是非着実に進めていただければ有り難いと、そういうふうに思います。

発言情報

speech_id: 119614396X00120180207_023

発言者: 浦辺徹郎

speaker_id: 8610

日付: 2018-02-07

院: 参議院

会議名: 資源エネルギーに関する調査会