浦辺徹郎の発言 (資源エネルギーに関する調査会)
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○参考人(浦辺徹郎君) どうも質問ありがとうございます。
鹿児島湾のアンチモンというのは非常に面白い、世界にも例のない資源でございます。これについては非常によく調査が進んでいて、全貌がほぼ全て写真で撮られております。それから、資源量の評価も一応簡単にはされていて、水深が百メーターちょっとというふうな浅いところでございますので、まだどうやって取るかとかいう検討はもちろん公式には進んでいないんですけれども、それほど困難がなく取れるのかな。むしろ、鹿児島湾、非常に住民の方々のお住まいになっているところも近いし漁業も行われておりますので、環境の問題の方が大きいかなというふうに個人的には思っております。アンチモンは、先ほどの資料にもありましたように、最も耐用年数が少ない元素でございますし、それから産出国が中国等に限られているということもあって、非常に注目すべきものだと思います。
それで、要するに、海底資源の開発というものは、はっきり言えば、ちょっと前までは夢物語というふうな意見が非常に強かったと思います。しかも、日本の企業の体質として、余りそういう新しいものに突っ込んでいかないという体質もすごくありました。ですので、なかなか将来、先の話ということに皆さん思っておられるわけですけれども、先ほど紹介しましたように一歩一歩進んでいて、国の大方針であります平成三十年代後半以降に民間の関わる開発をするという方針を変える必要がないと、それに向かって一歩でも早く進むということに関しては可能ではないのかなと個人的には思っております。もちろん、これは金属の価格とかの問題、いろいろとありますけれども、今のところ、ラフに計算をしてみますと、一応、商業的に成り立つコストと取れるものの価格の関係でございますけれども、成り立つのかなというふうなところまでは来ているように思いますので、着実に進めていくべきだというふうに思っています。