諸富徹の発言 (資源エネルギーに関する調査会)

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○参考人(諸富徹君) 御質問ありがとうございます。
 これ、図は私たちも分析をしているわけではございませんで、また文献に理由が書いてあったわけでもございません。単に、再生可能エネルギーが増えてよく電力安定化が損なわれるという批判がございますので、実態はそれとは逆であるということを示したかったためにお示ししたので、実はそのきっちりした分析はないんですが、恐らく、ドイツでずっとやってきたことを振り返ってみますと、一つは、きちっと系統投資を、増強投資をしっかりやってきているというのが第一点です。
 それから、再生可能エネルギーが入ってくると変動電源で需給を一致させていくことが難しくなってくると通常は考えられてきたわけですが、それに関しては様々な試行錯誤がもちろんあったと思いますけれども、それで習熟を恐らくしてきたということであると思います。それを可能にする実は電力市場のマーケットの改革が順次行われてきたということでございます。
 一番大事なのは、直前まで、それまでは、以前は一か月前、電力供給の何と一か月前に電力供給計画を提出しなければいけなかったんですけれども、当然、天候は変動しますので、当日になってみますと思っていたとおりに供給できない、そしてたくさんのペナルティーを科されるということが常態化していたんですけれども、実は、前日の十二時までに電力供給計画を提出すればよいというふうに電力のマーケット改革が行われるようになりました。それで、現在の水準ですと、天候予測でかなりの程度正確に一日前でしたら予測することが可能になりまして、そういう意味では電力の需給をバランスさせるということが非常に容易になってきた、そういう市場改革が行われたということでございます。
 さらに、実は調整市場というのが、特に北欧の場合ですと、ゲートクローズになった後、実は実供給の一時間前から四十五分前までの十五分間、最後に調整市場が開きまして、そこで最後の電源の入替えが行われるというようなことになっておりますので、そういう形で、直前まで引っ張る形で電力の需給を合わせるマーケットの仕組みというのが工夫されてきたことによって、恐らく物理的な供給時間にトラブルが起きるということを回避することができるようになってきたのではないかと、そういうふうに考えております。

発言情報

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発言者: 諸富徹

speaker_id: 14599

日付: 2018-02-14

院: 参議院

会議名: 資源エネルギーに関する調査会