北村経夫の発言 (本会議)

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○北村経夫君 自由民主党の北村経夫です。
 私は、自民・公明を代表して、伊達忠一議長不信任決議案に対し、断固反対の立場から討論いたします。
 まず冒頭、この度、西日本を中心とした記録的な豪雨により犠牲となられた方々の御冥福をお祈りしますとともに、御遺族に対しまして、衷心よりお悔やみを申し上げます。また、負傷されました方々、避難生活を余儀なくされている方々を始め、被害に遭われました皆様に心からお見舞いを申し上げます。
 政府・与党一体となって、被災者の皆様が一日も早く生活を取り戻せるよう、復旧復興のために全力で取り組んでいるところであります。引き続き、できることは何でもやるとの覚悟で取り組んでまいります。
 以下、この議長不信任決議案に反対する理由について説明してまいります。
 各会派で意見を出し合い、議論を重ね、その上で、最終的に態度を決め、賛否を明確にすること、これが議会制民主主義の基本であります。それにもかかわらず、今回の議長不信任決議案は、内閣委員会にて審議されている特定複合観光施設区域整備法案、いわゆるIR整備法案を止めるだけのものであります。まさに、単なる日程を遅らせるためだけの一部会派による旧態依然とした手段の一つであることは明白であります。法案に反対なのであれば、審議を踏まえ、賛否の意思を示すべきときが来れば示すべきであります。示すべき場を自ら遅らせるという意図があるならば、国会議員の職務放棄と言わざるを得ません。
 IR整備法案についての審議では、国際競争力の高い魅力ある滞在型観光を実現するという重要な政策目的を達成すると同時に、世界最高水準のカジノ規制等によって様々な懸念に万全の対策を講じるものとなっていることが明らかになっています。
 法案を所管する石井啓一国土交通大臣に対して一部の野党諸君により問責決議案が提出され、平成三十年七月豪雨への対応について、足りないとの指摘がありました。しかし、実際には、石井大臣は災害対応に全力で取り組んでおられます。委員会出席中でも、秘書官を通じて適時報告を受け、適切に指示、命令ができる連絡体制を確保しており、被災地の復旧復興に向けて万全を期しておられます。このように、大臣としての職務を全うされており、問責に値するようなことはなく、決議案も否決されたところであります。
 また、柘植芳文内閣委員長に対しても解任決議案が提出されましたが、これも圧倒的多数で否決されたところであります。
 どの委員会においても、慎重、丁寧に法案を審議しなければなりません。同時に、審議が尽くされれば、それに基づき結果を出していかなければなりません。IR整備法案の参議院内閣委員会における質疑時間は衆議院を超え、必要な論点も議論が尽くされています。これまでの議論を踏まえ、賛否を明らかにするときが来ているのではないでしょうか。
 さらに、参議院改革においても、議長の下の参議院改革協議会で行政監視機能の充実強化が取りまとめられました。今まさに、その方向で様々な意欲的な取組が実現されようとしています。
 また、参議院選挙制度改革でも、参議院改革協議会からの報告に注意深く目を配り、各党の意見の隔たりが大きい中で、各派代表者懇談会を三度開催しました。代表者懇談会では、各派の意見を聴取し、その上で政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会への提案を求めたところであります。また、代表者懇談会の前後にも各派の代表者から意見を聞いていたところです。
 このような議長の努力を全く顧みない今回の議長不信任決議案、その事実認識からして誤りがあると指摘せざるを得ない。円滑な国会運営を止めることだけを目的とする伊達議長不信任決議案には応じるわけにはいきません。伊達議長は、参議院に期待される役割や与えられた使命を果たすべく、誠意を尽くし、真摯に向き合ってこられました。引き続きその責務を果たしていただくことを望んでおります。
 公平中立に、正当な手続にのっとり議事運営を行ってきた伊達議長に対し、不信任決議案提出は断じて応じられないと改めて申し上げて、私の反対討論といたします。
 ありがとうございました。(拍手)

発言情報

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発言者: 北村経夫

speaker_id: 6745

日付: 2018-07-19

院: 参議院

会議名: 本会議