森夏枝の発言 (本会議)

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○森夏枝君 日本維新の会の森夏枝です。
 私は、我が党を代表して、漁業法等の一部を改正する等の法律案について質問いたします。(拍手)
 漁業分野における外国人労働者についてお尋ねします。
 現在、漁業就業者数は約十五万人であり、年々減っています。そして、政府が今、臨時国会で進めようとしている、新しい在留資格である特定技能の受入れを要望している十四業種の中に、漁業が含まれています。
 今回の漁業法の改正においては、船舶のトン数制限を緩和し、それによって、船舶の大型化を図り、一人当たりの漁獲高をふやすことを狙いとしています。
 漁業先進国であるニュージーランドやアイスランドの漁業者一人当たりの生産量は、日本に比べて八倍から九倍もあります。ニュージーランド並みとは言えないまでも、漁業者の生産性を二倍以上に引き上げて、若者にとって魅力のある産業にすることが今回の法改正の目的であるとすれば、漁業への外国人労働者の導入は、一人当たりの生産性向上を阻害するのではないでしょうか。日本の若者が日本の漁業の発展のために漁業というなりわいを選択するための漁業法の改正であるべきです。
 農林水産大臣に伺います。
 政府は、新しい在留資格である特定技能について、年間四万七千人の外国人労働者が必要であるとしていますが、本改正法案で一人当たりの生産量を上げる中、漁業分野では年間何人の外国人労働者が必要であるとお考えでしょうか。お答えください。
 そして、今回の漁業法の改正は、日本の若者のためではなく、新たに受け入れることになる外国人労働者の収入向上を目的とした法改正なのでしょうか。お答え願います。
 個別割当て方式、いわゆるIQ方式の導入について伺います。
 平成二十年のTAC制度等の検討に係る有識者懇談会の取りまとめにおいて、IQ方式の導入は、多大な管理コストがかかることなどを理由にして、公的管理制度としての導入が見送られました。
 農林水産大臣に伺います。
 十年前にIQ方式の導入が見送られた理由について御説明ください。そして、今回、IQ方式が導入されるに当たり、その問題が解決されたのかどうか。導入してもよいと判断された理由をお答えください。
 漁業権について質問します。
 本法案では、都道府県が漁業権を付与する際の優先順位の法定制を廃止することとしています。規制緩和は望ましいことと考えますが、これまで行われてきた規制の効果について確認します。
 これまでの優先順位の制度には、どのような利点があったのでしょうか。そして、どのような問題があるのでしょうか。また、規制を撤廃する利点はどのようなことでしょうか。農林水産大臣、お答え願います。
 水産業協同組合法の改正について質問いたします。
 現在は、全漁連による監査が実施されていますが、本改正案では、移行期間をもって公認会計士監査へ移行することになります。
 農林水産大臣に伺います。
 現行の全漁連監査には、どのような解決すべき課題があるのでしょうか。そして、公認会計士による監査によって、どのような効果を想定しているのでしょうか。お答え願います。
 東シナ海においては、中国の漁船による乱獲によって、漁業資源の確保が危ぶまれています。
 先日、安倍総理が訪中し、十一の当局間文書の覚書を含むさまざまな約束が取り交わされ、いろいろな分野における協力関係が確認されました。
 このことに関連して、農林水産大臣に伺います。
 東シナ海における漁業資源の確保の方策についてはどのようにお考えでしょうか。漁業資源の管理について、中国との協議を進める考えはあるのでしょうか。お答えください。
 日本維新の会は、日本の若者がよい条件で漁業に携われる仕組みをつくるべきであると改めて主張しまして、私からの質問といたします。
 御清聴ありがとうございました。(拍手)
    〔国務大臣吉川貴盛君登壇〕

発言情報

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発言者: 森夏枝

speaker_id: 29230

日付: 2018-11-15

院: 衆議院

会議名: 本会議