世耕弘成の発言 (経済産業委員会)
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○国務大臣(世耕弘成君) 御指摘のように、世界的に保護主義的な動きが強まっている中で、日本が自由貿易の旗手として主導的な役割を果たすことは非常に重要だと思っています。その観点から、私も海外出張を組ませていただいています。
実は、結構いろんなお誘いとか多国間の会議とかいろいろあるんですけれども、中でも極めて重要な二国間、多国間での国際会議ですとか、あるいは交渉マターに絞って海外出張をさせていただいています。それでもかなり多くなっています。
特に、大阪万博誘致、パリへの出張に加えて、最近の主な海外出張という意味では、十月、十一月に開催されましたRCEP閣僚会合で閣僚による政治的判断を要する議論を積極的にリードをいたしました。ほとんど、各国の発言の中で私が半分ぐらい発言していたと思いますけれども、交渉をそれで相当程度進展させることができたと思います。結果、共同首脳声明では、交渉が最終段階に進んだことが確認をされ、二〇一九年に妥結する決意が表明されたところであります。
また、九月には、第四回日米EU三極貿易大臣会合を開きました。これは、ニューヨークで国連総会のマージンで開きましたけれども、私が議長を務めて、補助金ですとか強制技術移転のルールに関する議論を進展をさせました。また、アメリカが非常に今WTOに関して批判的な立場に立っていますけれども、WTOを改革することの必要性ということについて、アメリカも含めてEUと共有することができました。
また、これに基づいて、十一月には、WTOの補助金の通報制度改革で日、米、EUで共同提案を行いました。また、通常委員会改革でも共同提案に向けた作業を進めています。これは、WTOに批判的なアメリカをWTO改革にしっかりコミットをさせるという意味で大変意義のある取組だというふうに思っております。
また、ロシアとの経済分野における協力についても、十一月のシンガポール出張や、あるいはつい先日のアルゼンチン出張の際には、過去もう十五回以上の会談を積み重ねて、何度も一緒に食事もして個人的な信頼関係を構築をしているロシア側のオレシュキン経済発展大臣と首脳会談の前に八項目の協力プランの具体化についてきちっと案件ごとに精力的に詰めを行って、そしてそれを首脳会談につなげるという形で仕事をしてきております。
また、日中に関しては、十月二十五日から二十七日、これは第三国市場協力フォーラムということで、非常に日中間の経済関係冷え切っていたわけですけれども、第三国において官民が協力して質の高いインフラを築いていくということで、初めて大規模なフォーラムを、これ人民大会堂でお互い閣僚が主催という形でやらせていただきました。
また、これはパリの帰りに北京に立ち寄りまして、日中省エネ・環境総合フォーラムというのを開催しました。これはもう十二回開かれていまして、日中関係が非常に冷え込んでいたときでも日中が閣僚が出席をしてずっと続けてきた非常に重要なフォーラムでありまして、これにも出席をさせていただきました。中国の環境が改善するということは、これはもう日本にもいろんな意味で、PM二・五等の問題で裨益をするわけでありますから、この問題にも取り組んでまいりました。
ということで、かなりもう海外、昨日も帰ってきたばかり、片道三十時間でブエノスアイレスから帰ってまいりましたけれども、今後とも、日本が自由貿易体制の旗手であり続けられるように取り組んでまいりたいというふうに思っております。