後藤田正純の発言 (情報監視審査会)
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○後藤田委員 後藤田でございます。
きょうは、本当に余人にかえがたい先生方三人にお越しをいただきまして、まことにありがとうございます。
このインテリジェンスという考え方、皆様方は非常にバランスのとれた御意見でございましたが、米村さんは、情報というものを実務で、安全保障、危機管理、治安維持、そういった側面の方で御活躍され、今これからもオリンピックに向けて大変御尽力をいただくということで、ありがたいと思っています。五百旗頭先生も、学術的な、アカデミックな立場からの知見をいただきました。一方、三宅先生からは、逆に、インテリジェンス、情報というものを知る権利、人権、またいわゆる権力の暴走抑止、こういう立場からの専門としてお話をいただいたと思います。
まさにお三方の御意見というものが情報と国家安全保障との関係を明確に示しておりまして、私は、まさに、国家安全保障と情報への権利に関する国際原則、実はツワネ原則というのが、皆さん御承知のとおり、国際的に民間専門家が提唱されたものがございます。このツワネ原則、繰り返しますが、国家安全保障と情報への権利に関する原則ですね、この根本的なビジョンといいますか、ここをやはり、米村さんもおっしゃったように、国民と政治が、また行政が共有しなきゃいけないと思っています。
それは何を言っているかというと、今の、今回の保護法につきましては、何を秘密とするか、こういう考え方である。ただ、国際的な専門家が提唱したその国際原則では、何を秘密にしてはならないか。何を秘密とするのかと、何を秘密にしてはならないか、この議論からスタートすべきだ、こういう提唱なんですね。この考え方について皆様方もどう思うかという御意見を聞きたいのと、何を秘密にしてはならないのかということの方が正しいのかなというふうに私は個人的には思っておりまして、では、秘密にしてはならないものは何なのか、これを皆様方がどう考えるのか。
例えば、いわゆる、もう戦争は二度と起こしてはいけない、ゆえに、一部の権力者がまさに過去の例のように戦争に突進してしまった、これは、やはりそのきっかけなり、今歴史家も検証されているように、いろいろな形での意見があります。まさにこれが公文書のあり方であり、国民共有の知的資源、そして、それは、二度と間違いを起こさない、こういう原則だと思います。やはりそういう意味で、例えばアメリカの世界戦略に対して日本がどのようにコミットしていくか、これが多分我々の、国民も含めて、一番、具体的に言うと懸念するところだと思っています。
そういう意味で、何を秘密にしてはならないのかというこの原則をどのように先生方はお考えになるか。いやいや、そうじゃなくて、何を秘密とするかでいいんだという御意見があればそれはそれでいいんですが、その辺についてお三方から御意見をいただきたいと思います。