三宅弘の発言 (情報監視審査会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○三宅参考人 独立公文書管理監についての体制の強化ということで御質問でございます。
 昨年、公文書の改ざんの問題があって、より強い権限を持った横串の組織が必要だということで、最終的に内閣の方から提案されたのが独立公文書管理監でした。独立公文書管理監にどの省庁のどういう方がなられるのかと見ておりましたら、前任の方は水戸地方検察庁の検事正だった方で、その方が横滑りになられたということですから、お役人の世界ではそういうクラスの方が公文書のトップをつかさどられると。
 なられた後の、国民から見てなかなか顔が見えないんですね。実は日弁連で、一回会ってお話を聞きたいと非公式に言ったんですけれども、断られてしまいまして。非公式でもいいからしゃべらせてもらえば何かいろいろな話ができるのになと思ったりしたこともあるんですけれども、それ以上に更にいろいろな関心を持って見ていますが。
 今回、三十年の年次報告書に、結構いろいろ審査会で発言したりするケースが、事例がここに書いてあって、例えば、独立公文書管理監としては、特定秘密の検証・監察の中で非公知性を欠いていると思われるものがあれば、必要な確認を行い、その結果欠いていると判断すれば、指定の全部あるいは一部解除の是正の求めを行うこととなるだろうというような、ここを読みまして、役割はわかっていらっしゃるんだなと。
 実際にこれが運用できるのかどうかというのを我々としては今すごく注目しているところでございますので、ぜひ、この委員会からハッパをかけていただいて、やはり、国民にも見えるような形の公文書管理についての発信を独立公文書管理監としてもしていただきたいというのが、これはもう国民としての要望だと思います。
 公文書管理の改ざんの問題については、世論調査なんか見ると、まだ国民にもやもやっとしたものがございますが、やはりその辺のところをすかっとしていただく役割を担われるのは、本来、この独立公文書管理監のお役目ではないかなと考えています。
 先ほど、専門家でないことや内部からの昇格で十分なのかという議論がございましたが、一番のポイントは、先ほど来、五百旗頭参考人の方からお話が出ている、アーキビスト的な視点があるのかどうかというのが、とても私どもとしては懸念を持っているところです。つまり、検察官としてずっと暮らしてきた方が、歴史認識みたいなもので、この文書は大事だから残さなきゃいけないんじゃないかというようなことを直観的に感じ取れるのかどうかというのがちょっとなかなか、刑事記録の保存の問題なんか絡みますと、とてもそこまでアーキビスト的な視点を持てるのかがまだ疑問に思っているところです。
 公文書管理委員会などに御出席されていろいろな意見を聞いていらっしゃることはフォローしていますので、今後、独立公文書監としてのアーキビスト的な視点を持つために、今の公文書管理委員会などにお出になったり、国立公文書館との連携をどうなさるのかというような話をもうちょっと深めて、私どもも意見を述べていきたいなと考えているところでございます。

発言情報

speech_id: 119804541X00420190520_016

発言者: 三宅弘

speaker_id: 23765

日付: 2019-05-20

院: 衆議院

会議名: 情報監視審査会