稲津久の発言 (農林水産委員会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○稲津委員 ありがとうございました。ぜひ進めていただきたいと思っております。
 それで、私は先日、地元北海道のJAきたそらち、ここを訪問してまいりました。実際に農福連携に取り組んでいる、その取組について視察をさせていただいたわけなんです。
 JAきたそらちについてまず簡潔に概要を申し上げたいと思うんですが、これは平成十二年の年に、深川市、それから雨竜町、北竜町、幌加内町という一市三町の八農協で合併して誕生した広域の農協でございます。北海道の中央部に位置しておりまして、水稲、それから畑作、園芸、さらに畜産と、大変幅広い農畜産物を生産する、北海道を代表するJAの一つであります。
 どこでもそうなんですけれども、このJAきたそらちも、近年、高齢化それから人口減少、農家減少、さらにもう一方では規模拡大が進んでいく中で、農業従事者が不足しているということが、これは最大の課題です。これがどんどん進んでいくことによって、さらに、その影響が出てくることによって、いわゆる将来的な遊休農地の発生についても懸念をしているという話でございました。
 こうした問題の解決の方途として、地元としてさまざま議論をしてきたことの中に、例えば、Uターンによる就農者、こうしたことを始めとした担い手の人材の発掘ですとか、それから、農繁期の労働力の不足に対応した短期雇用ですとか、具体的には人材派遣ですとか外国人の実習生の受入れとか、こうしたことを進めながらも、昨年度からは、地元深川市と共同で株式会社深川未来ファームというのを設立をいたしました。ここで、農畜産物の加工、販売を基軸にしまして、アグリサポート事業を展開する中で農福連携事業をスタートさせた、こういうことでございます。
 ここでは、就労継続支援B型の障害福祉サービス事業所から十二名ほどの方が、夏季あるいは秋季、夏、秋に一カ月又は一週間程度、キュウリの収穫ですとか集荷用の段ボールづくり、こうした作業についておられます。
 初年度を終えて、関係者から大変な好評が博されました。地元でも期待と注目が寄せられているところでありますけれども、新年度は、関係者との意見交換を重ねた結果、その中から、やはり事業の継続、あわせて新たな取組も進めていったらどうかと。もちろん、課題についてもいろいろ検討されました。
 こういう中で私は今回視察をさせていただいたんですが、このJAきたそらちと深川市からいただいた意見、要望の中で、農作業等の指導、アドバイス体制の問題ということが挙げられました。ある意味、農業という特殊なそうした技術あるいは知識が必要な作業、そこにおいては、やはり指導者の役割が重要であるということ。
 それから、障害者福祉サービスの就労継続B型ですから、ここは、事業所のいわゆる職業指導員が、これは作業する障害者の方々十人に対して一名配置ということが設置義務になっている。こうしたことから、これらの実務的な対応を今後柔軟に検討していただきたい、こういう意見が寄せられました。JAのOBですとか、経験豊富でまだまだお元気な元農業従事者の方々が指導員になるということが望ましいんですけれども、その場合は障害者福祉サービス事業所の職員になる必要があるということで、調整が求められるわけでございます。
 そこで、きょうはこの質疑に厚労省の社会・援護局の障害保健福祉部長にもお越しいただきましたので、ぜひお答えいただきたいと思いますが、今後、この農福連携を発展する上で、今私が申し上げたようなことだとか、地元でこうした要望、御意見があることを、私は必要な検討事項と考えますけれども、その考え方、所見についてお伺いしたいと思います。

発言情報

speech_id: 119805007X00920190508_020

発言者: 稲津久

speaker_id: 11884

日付: 2019-05-08

院: 衆議院

会議名: 農林水産委員会