川内博史の発言 (文部科学委員会)
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○川内委員 ここが肝だと思うので、ぜひお調べをいただいて、御報告をいただきたいと思います。
「害」を使うのか、「碍」を使うのか。これは、当時もやはり議論があったと思うんですね。
そこで、先ほど申し上げた優生保護法という法律、五月二十八日にやはり憲法違反だと仙台地裁に認定をされた旧優生保護法が、これは議員立法として成立をしているんです。これも全会一致なんですね。全会一致で成立している、誰も異論を唱えなかった。
この議員立法を主導したのが、谷口弥三郎参議院議員、医学博士で、現在の日本産婦人科医会の創設者、初代会長で、日本医師会会長も務めた立派な先生、これに社会党の福田昌子先生が協力をし、成立しているわけです。
時代の空気というのは恐ろしいなと思うのは、このお二人が「優生保護法解説」というコンメンタールを書いていらっしゃって、この中で、「従来唱えられた産児制限は、優秀者の家庭に於ては容易に理解実行せらるるも、子孫の教養等については凡そ無関心な劣悪者即ち低脳者低格者のそれに於てはこれを用いることをしないから、その結果は、前者の子孫が逓減するに反して、後者のそれは益々増加の一途を辿り、恰も放置された田畑に於ける作物と雑草との関係の如くなり、国民全体として観るときは、素質の低下即ち民族の逆淘汰を来すこと火を睹るより明らかである。」、国民を優秀者と劣悪者に分けるという恐るべき差別と偏見の思想がこのコンメンタールの中にもういっぱい書いてあるんですよ。
でも、この優生保護法を全会一致で成立させているんですね、当時の国会は。そういう中で、障害、障害者という言葉の漢字にどの漢字を当てるのかということが決められているわけです。「害」を使うんだということで決められている。
「害」を障害あるいは障害者という漢字に使うんだということは政府としてお進めになられてきた、推奨されてきたということでよろしいですよね。施策として。