田村智子の発言 (議院運営委員会)
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○田村智子君 日本共産党の田村智子です。
まず、余りにも乱暴なこの議会運営に対して強く抗議をいたします。
今までお話あったとおり、昨日の午後二時からの議運理事会で突然議決による付託ということが自民党の側から提案がされました。お話を聞いてみますと、対案として歳費法を独自に提出をしていた維新の皆さんにも、それから公選法を提案している国民民主の皆さんにも何ら相談もなく、いきなり全部まとめて付託をという提案だったということも分かりました。
ですから、私たち野党は、昨日の議運理事会から本日の十六時五十五分まで、なぜ今日付託しなければならないのかということを幾つもの理由を挙げて与党を問いただしました、今日でなくていいでしょうと。お話あったとおりです、水曜日に聞くことになっていると。何も今日やらなくてもいいじゃないかということも含めて様々に私たちは合理的な幾つもの理由を挙げて、議決による付託に思いとどまるように与党の側に提案もいたしました。
ところが、自民党からも公明党からも合理的な反論もありません。二月に提出した法案だからと、もう時間が……というような反論だけで、何度も委員長の仕切りを求めるという異常な議運委員会理事会が断続的に行われ続けてきたんです。
私も、この歳費法案というのは、そもそも参議院議員の身分に関わるものであり、もっと言えば参議院そのものの在り方に関わる法案であると。また、対案とされる法案は倫選特にかかるものもあると。そうすると、どうやって審議するのかということも出てくる。だから、付託する前に、まず委員会で審議する前に、各党の全ての政党会派が入った参議院の中での協議がまず行われるべきではないのかと。このことは私も二月に提案された当初から言い続けてきましたが、そうした動きを一切与党はやらないままに強引な付託を今議決で決めようとしています。
さらに、この委員会直後には議運理事会を再開してほしいという提案までありました。私たちは、二つの委員会に分かれて付託されるものを議運委員会だけ日程協議なんかできないでしょうと、そういうことも申し上げて、委員会後の議運理事会の再開にも反対をしたところです。
その中で自民党から出てきたのが、先ほど来指摘のある、月曜日には趣旨説明を議運委員会で行いたいからだという発言まで飛び出したんです。まさにそれが今日付託しなければならない理由だったということは明らかになりました。
最初から、議運委員会での趣旨説明を月曜日に行い、そしてスピードの審議を行い、ゴールデンウイーク前に採決なんでしょうか。そういう出口までも見越しての付託だったのではないでしょうか。このようなやり方が認められるとすれば、野党との日程協議とは一体何の意味を持つんでしょうか。
私も、これまで理事会や理事懇の場で与党の皆さんと様々に議論をしてまいりました。例えば、昨年のカジノ実施法案のときには内閣委員会の理事会で、何度も何度も、災害も起きているさなかだからこれは委員会を行うことを踏みとどまってほしいということを野党が一致して要求をすれば、自民党の側から休憩を要請して、持ち帰って検討する、そして協議を行うと。野党側の提案を受けて自民党の側が持ち帰って協議するということは幾らでも委員会の中であるではありませんか。
今回の議運委員会の理事会はそういうことは全くありませんでした。休憩を要求するのは野党の側だけですよ。提案しているのも野党の側ですよ。
一体、日程協議とは何なんでしょうか。自民党が国対で決めたことが結論ありきで、一歩も譲らずに決められるというのであれば、議運理事会そのものの存在意義が問われるような事態だと言わなければなりません。
また、そもそもこの法案は審議に値しません。なぜこの歳費の削減法案が出てきたのか。
昨年七月に成立した公選法の改定によって参議院議員の定数が六増になり、この夏の参議院選挙で三増となることを受けて、その分の経費を抑えるというのが本法案の趣旨になります。
しかし、与党が押し切った公選法の改定は、求められていた参議院選挙制度の抜本改革に背を向けるものであっただけでなく、合区で立候補できない自民党の議員候補者を比例代表選挙への特定枠導入で救済しようという露骨な党利党略によるものでもありました。だから、メディアからも、党の事情優先、露骨なお手盛りと厳しい批判を招いていました。
その党利党略によって生じた定数増の経費を抑えるため、歳費の引下げをもってこれをごまかそうとする。これ、何重にも参議院の私物化だと言わなければなりません。
今回のこの委員会に至るまでのその過程を見ても、まさに自民党、与党による参議院支配とも言えるような事態が進んでいることに本当に強く抗議をいたします。このようなやり方、もう本当にやめていただきたい、このことを強く申し上げて、意見表明を終わります。