小川克巳の発言 (国民生活・経済に関する調査会)
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○小川克巳君 自由民主党の小川克巳でございます。
参考人の皆様、本日は貴重な御意見、また御提言、本当にありがとうございました。極めて得るところの多い御意見だったかというふうに私は思っております。
早速ですけれども、時間も限られておりますので質問をさせていただきたいと思うんですが、まず、平山参考人からお伺いをしたいと思います。
昨今の住宅事情に関しまして非常に暗たんたる状況が示されたかと思うんですけれども、最後の中で、日本の住宅政策の特殊さであるとか、あるいは社会的インフラとしての住まいの整備をというふうな御提言でまとめられました。社会的インフラとしての住まいの整備というところで、具体的には投資として考えることはできるんじゃないかということで、年金が生きるということであったり、あるいは政府が進めております地域包括ケアに資するというふうなことで、私も全く同感だというふうに思っております。
先生のお話を聞きながら、それぞれの世代の属性又は世代に応じた住宅政策が必要なんだろうというふうに思いましたけれども、同様のことを先生が、「建築雑誌」第百三十三巻千七百十四号で、「住宅条件の世代間の違いをどう読むか」というふうな論説で、戦後の持家の大衆化に伴う一億総中流化から近年の経済成長の鈍化に伴う若い世代の持家事情の背景を明快に解説しておられるというふうに思っております。
その中で、「持ち家世代の人々は、「出自を問わない」社会を創出し、そこに参加しようとした。若い世代は、「出自を問う」社会の再出現とそれに伴う不平等の再拡大を経験する途上にある。」というふうに述べておられまして、「ここで注意すべきは、住まいに関する世代間の差異化の原因が世代それ自体ではなく、階層化にある点である。」と、また、「住宅条件の不平等に立ち向かうために必要なのは、世代間対立の強調ではなく、階層間再分配のあり方の再考である。」というふうに述べておられます。
この辺りについて少し御説明いただきたいと思います。