中川悠の発言 (国民生活・経済に関する調査会)

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○参考人(中川悠君) ありがとうございます。
 この取組自身がまだスタートをして間もない世界ではありますが、事例が少しずつ増えてきました。
 僕ら自身が結構、早口でばあっと言ってしまったんですが、結構悩みながら地域に関わっていて、僕らが離れてしまうとやっぱりなかなか生活が立ち行かなくなる、まあ生活立ち行かなくなることはないんですが、ちょっと話はそれて、孤独の話が今日結構出たんですけど、結構その地域食堂に関わって、僕、孤独死の概念が少し変わったんですね。
 今関わっているその杉本町の中でも一人の八十代の女性の方がいらして、話を少しずらしてしまうんですが、私は孤独じゃない、孤独な悲しい高齢者扱いをしてほしくないということをおっしゃられるんですよ。でも、新聞、メディアは必ず孤食支援だとか悲しい高齢者がと言うんですが、彼女は彼女としてプライドを持って生きていて、毎日どんな生活をしているんですかと言うと、確かにその食堂ができるまでは、旦那さんを二年前に亡くされて介護されていて、ずっと本を読んでいて、テレビを見ずに、夜十九時ぐらいから一時間ぐらい歩いて帰ってきて、自由に本を読んで寝る。確かに食堂ができてからは話せる場所ができたんだが、孤独が大好きなのですと。私は自由奔放に生きて自由に死ぬので、孤独死というのは他人が決めることであるということをおっしゃられて、はあ、そういう考え方があるのかと。それを何人かの高齢者に聞いても、結構同じ意見があるんですね。
 なので、孤独死というのは孤独死なんだろうか、確かに状況は孤独死なんですけど。でも、今いろんな議論がある中で、高齢の方々もかなり自由に経済を持ちながら生きていくことができてきた中で、彼らは多分、その地域コミュニティーに入りたくないとか、関わりを持ちたくないとか、高齢者施設に入りたくないとかという中で、選択ができる権利というか生きる権利がある。その中でいくと、それを外部が、僕らみたいなものが応援をする、興味を持ってねと言う、関わらないと言われる、興味を持ってねと言う、関わってくるみたいなのが、相乗効果の中でどうなるかは分からないんですが、ただ、もう少し高齢の方々はもっと解放された存在ではないのかなと思っている世界があります。
 その中で、じゃ、どんな方々が、例えば地域に本当にニーズがあって、今でもその杉本町以外でも、大阪市内でも一つで、滋賀県、京都、淡路島でも同じような地域食堂をしたいという声が続々と集まってきています。本当に、この八月に始まってから五例ぐらいが相談を持ちかけてくるんですね。空き部屋があるんだ、高齢者がいるんだ、でも担い手がいないんだと。孤食は確かにそこにあるんだというのがあって、企業の相談事でも、やっぱり障害者自身の生かし方が分からない、善意を持って雇いたいが社内ではなかなか理解がないというところ、でも法定雇用率は達成せなあかんという中でいくと、やっぱりその企業からの、どういうふうにお雇いした方々をハッピーにできるのかという相談が確実に増えてきています。
 もう一個、変わった事例の相談があって、それは、既存社員がいました、交通事故に遭いました、半身不随になりました。実際あした会いに行くんですが、そんな方々は会社としては受入れ体制はもちろんなかったりもする。ただ、解雇をするわけにもいかない、長く一緒に働いてきた仲間なので一緒に働きたい、だが働ける場所をつくれる体制がないという中でいくと、彼らがもう少し、企業CSRなのか分からないんですが、生かす場所があるのであれば、地域の困り事にコミットをしていくという方が彼らの人生にとってもいいんじゃなかろうかというような声が少しずつ集まり始めているというのがありますので、間違えてしまうと、ていよく障害者を雇用したんだが、そこに押し付けてしまう形になるかもしれないというのは危惧はありながらも、一つ、障害者雇用としては、大阪だけでも六千九百五十五人の障害者枠があって、障害者さんにとってみては一万五千円のお給料が十万円前後、十五万円近くまで上がっていくことができると。それは非常に双方の経済にとってみてもハッピーではなかろうかというのがあるので、今本当に、これは一つ、僕らの中でいくと日本の未来を支えていく鍵になるんじゃないかなと思っていて、押し広げていく感じです。

発言情報

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発言者: 中川悠

speaker_id: 12850

日付: 2019-02-27

院: 参議院

会議名: 国民生活・経済に関する調査会