櫻田義孝の発言 (内閣委員会)
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○国務大臣(櫻田義孝君) 東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当大臣及びサイバーセキュリティ戦略本部に関する事務を担当する国務大臣として、所信の一端を申し述べます。
東京大会の開催まで一年半を切り、主な競技日程や観戦チケットの概要が定まるとともに、今後、代表選手の決定に向けた厳しい選考の段階となり、国民そして世界の関心が高まってまいります。
政府としては、東京大会を世界一の大会として大成功させ、将来に受け継がれるレガシーを創出するため、閣議決定した基本方針に基づいて、政府一丸となって関係施策の推進に取り組むとともに、東京都、組織委員会、競技会場が所在している自治体等と緊密に連絡してまいります。
東京大会の重要な柱の一つは、復興オリンピック・パラリンピックです。大会を契機に、東日本大震災から復興しつつある姿を世界に向けて発信してまいります。被災三県における復興の火の展示、福島からスタートする聖火リレーや競技開催、復興「ありがとう」ホストタウンの推進や、被災地産の食材等の活用の取組を進めてまいります。
安全は我が国が世界に誇る価値であり、東京大会の成功に不可欠なものです。テロなど組織犯罪への対策、サイバーセキュリティー対策、感染症対策など、セキュリティーの万全と安全、安心を確保するためのあらゆる対策を進めてまいります。
また、大会時の輸送については、大会関係者や観客の輸送と一般交通及び市民生活の適切な共存を図るため、国民や企業などの皆様の理解と協力を得ながら、大会期間中の交通行動の見直しに関する機運醸成や合意形成を図ります。
さらに、暑さ対策について、多言語での情報発信や救護体制の整備など、ソフト、ハード両面で対策に取り組んでまいります。
東京大会では、パラアスリートがその力を最大限に発揮できるよう最高の環境を整えるとともに、各競技会場が観客でいっぱいになるよう、更なる機運醸成に取り組んでまいります。見る人に勇気を与え、大会に関わる全ての人が自信を持って人生を切り開いていくことを後押しする大会とします。大会を契機とした共生社会を実現するため、ユニバーサルデザイン二〇二〇行動計画に基づき、ユニバーサルデザインの町づくりと心のバリアフリーの両面で各省等の取組を継続的に改善してまいります。
東京大会を日本全国の祭典とするため、大会参加国・地域と様々な交流を行う自治体をホストタウンとして登録しており、今後、相手国・地域の更なる拡大や、大会の競技終了後の選手等との交流、特にパラリンピックに重点を置いた取組を進めてまいります。
また、次世代に誇れるレガシー創出に資する文化プログラムを認証するビヨンド二〇二〇プログラムを実施するとともに、日本博の実施に向けて関係大臣等と連携してまいります。
さらには、健康面などで自己ベストを目指す取組を支援する事業等を認証するビヨンド二〇二〇マイベストプログラムを推進し、レガシー創出に取り組んでまいります。
また、外国人旅行者の受入れ体制の推進を図るとともに、日本食の提供や国産食材の活用、多様な食文化への対応等の推進、木材利用の推進などについて関係大臣等と連携して取り組み、日本の魅力を発信してまいります。
大会開催経費については、レガシー創出やアスリートファーストの観点に配慮しつつ、関係者とともに効率化に取り組んでまいります。また、透明性を確保し、国民の皆様の理解を得るためにも、より丁寧な説明に努めてまいります。
新国立競技場については、新国立競技場の整備計画に基づき、世界の人々に感動を与える場となるよう、本年十一月の完成を目指して着実に整備プロセスを進めてまいります。
サイバー空間と実空間の一体化が進み、様々な恩恵がもたらされる一方で、サイバー攻撃による多大な経済的、社会的損失が生じるなどの脅威が急速に高まっており、サイバーセキュリティーの確保が極めて重要です。また、東京大会の成功に向け、対策に着実に取り組んでいく必要があります。
昨年七月に閣議決定した新たなサイバーセキュリティ戦略を確実に実施するよう、関係大臣と連携して取り組んでまいります。
また、昨年十二月に成立したサイバーセキュリティ基本法の一部を改正する法律の円滑な施行に向け、準備を着実に進めてまいります。
東京大会が、世界の人々に感動を与えるとともに、国民の皆様から祝福され、将来にわたり語り継がれる大会として大成功を収められるよう、全力で担当大臣の職務に取り組んでまいります。
石井委員長を始め、理事、委員各位の御理解と御協力をよろしくお願いを申し上げます。