藤巻健史の発言 (本会議)
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○藤巻健史君 日本維新の会の藤巻健史です。
先日、新潟県と山形県を襲った大地震がありました。不便な思いをされている方が大勢いらっしゃると思います。被災された全ての皆様にお見舞いを申し上げます。
私は、日本維新の会・希望の党を代表いたしまして、ただいま提案された予算委員長金子原二郎君の解任決議案に対し、賛成の立場から討論を行います。
金子予算委員長は、三月二十七日の参議院予算委員会を最後に、自民党、公明党の与党以外の全会派の委員が連名で予算委員会開催を要求したにもかかわらず、開会することなく、良識の府参議院の存在理由をなくするに至りました。金子委員長は責任を取らざるを得ません。
以下、その理由を申し上げます。
参議院規則第三十八条二項に以下の文言があります。委員の三分の一以上からの要求があったときは、委員長は、委員会を開かなければならない。
私ども野党の全会派の委員は、四月十二日に金子委員長に対し予算委員会開会の要求を行っています。その後六回開会された予算委員会理事懇談会で開会を促しているにもかかわらず、金子委員長は参議院規則を無視して、予算委員会開会の要求に応じていません。
国会の運営は、法の支配という原理に従い、規則を遵守し、その中で議論を深めて熟議を行うものです。開会要求があるにもかかわらず予算委員会が開催されないことは、規則の遵守の重要性をおざなりにしています。与党が規則を無視し遵守しなければ、相対する野党も規則を無視し遵守することなく、それは国会の運営が規則無視で行われることにつながります。私たち日本維新の会・希望の党は、予算委員会が開会されぬことをアリの一穴として、国会全体の運営が規則無視で行われ、収拾が付かなくなることを危惧しております。
私たち日本維新の会は、ただ国会の進行を遅らせたり、政策論争を避けるために解任や不信任という決議案を提出することには反対しています。しかし、金子委員長御自身が予算委員会を開かないことで参議院規則を破っている。法の支配に服していません。これには、金子委員長が予算委員長として不適格であるとしか申し上げられません。
四月十二日に金子委員長に対し予算委員会開催の要求を行った理由は、安倍内閣の閣僚や副大臣の不適切な発言と辞任が相次いだことから、安倍首相の政治姿勢を問うものでした。
その後、十月に予定されている消費税増税の延期策も浮上しました。日本維新の会・希望の党は消費税増税に反対しております。これを予算委員会で議論すべきと考えています。
また、五月後半にはアメリカ合衆国のトランプ大統領が国賓として訪日され、安倍首相と会談以外にも親密にゴルフや大相撲を楽しまれたと報道されていました。その間、日米貿易交渉、米中の貿易摩擦や北朝鮮問題など、いろいろな問題について意見を交わしたのだと推測していますが、会談した以上は、国民の代表である国会の予算委員会の場でトランプ大統領訪日による成果や今後の問題を報告し、議論する義務があるのではないでしょうか。
直近のいわゆる老後二千万円問題に関しては、財政金融委員会で取り上げられました。しかし、この問題は、ワーキング・グループの報告書を受け取らない態度が本質ではありません。本質は、年金の真実を明らかにしようとしないこと、年金制度自体に根本的な問題があることです。これこそ予算委員会を開会して議論をするべきことではありませんか。
日本維新の会は、設立時から、極端な負担増や極端な給付削減は望ましくない、また、世代間不公平を避けるために、賦課方式から積立方式への移行を提案しています。予算委員会を開会しないということで、国民の皆さんの将来不安を払拭するための議論の場を奪っているのです。
予算委員長を始め常任委員長は、国会法に定める各議院の役員であり、厳正、中立、公平な立場で規則を遵守して委員会運営に当たるべき立場にあります。しかしながら、金子委員長御自身が参議院規則を遵守せずに予算委員会を開会しない運営では、今後も運営が規則無視で行われ、収拾が付かなくなる危惧を払拭できません。
このような予算委員会のありようを、規則を遵守し、国民の期待に応えるものに転換させる必要があります。
以上の理由から、金子委員長解任決議に賛成し、国民の声を真摯に聞き、規則を遵守し、公正な委員会運営を行う委員長を新たに選任することを求めて、私の討論を終わります。
御清聴ありがとうございました。(拍手)