三原じゅん子の発言 (本会議)
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○三原じゅん子君 自由民主党の三原じゅん子です。
私は、自民・公明を代表して、野党から提出された安倍内閣総理大臣問責決議案に対して、断固反対、断固反対の立場から討論を行います。
もう何度この光景を目にしたでしょうか。野党の皆さん、はっきり言って、もううんざりです。野党の皆さん、国民にとって大切な大切な年金を政争の具にしないでいただきたい。お一人お一人の高齢者の皆様の生活への切実な不安をあおらないでいただきたい。猛省を促します。
では、問います。野党の皆さんは、年金を増やす具体的な政策を持っているのでしょうか。具体的な対案もないままにいたずらに国民の不安をあおる。
具体的に申し上げましょう。かつて民主党のマニフェストで華々しく打ち上げた、できもしない最低保障年金。あれは一体何だったのでしょうか。さらに、民主党政権のあの三年間、年金の支給額は増えるどころか、何と引き下げられていたのです。はっきり言って、無為無策だったのです。
安倍内閣は全く違います。今年、年金支給額はプラスとなりました。年金給付の前提となる積立金も、アベノミクス効果によって六年間で四十四兆円運用益が出たのであります。年金制度は、安倍内閣の下で、間違いなくより強固で安心なものとなっています。
片や、民主党政権時代、年金積立金の運用益はこの十分の一。これは、年金の安定的な給付の前提になっている予定利回りを大きく下回り、年金の信頼性は民主党政権によって大きく傷つけられてしまったのです。そして、今また、できもしないのに、対案もないのに、ただ不安だけをかき立てる。野党の皆さん、もういいかげんにしてください。
私たち自民党、公明党、そして安倍政権は、年金で生活している皆様お一人お一人の不安な気持ちをあおるのではなく、その不安に真正面から向き合い、具体的な政策で対応してまいります。
無年金の高齢者の問題に対しては、アベノミクスの果実を生かして、払込期間を二十五年から十年に短縮し、六十万人を超える皆様に新たに年金を支給いたしました。年金額が少ない皆様のために、本年十月からは、財源をしっかり確保して、最大年六万円の給付金を支給し、しっかりと所得を底支えしてまいります。さらには、介護保険料も三分の一軽減いたします。
重要なことは、実行で、結果なのですよ、皆さん。
安倍内閣は、この六年間で正社員を百三十万人以上増やしました。民主党政権時代はどうだったか。増えるどころか、何と五十万人も正社員が減っていた。あの時代、仕事をしたくても見付からない。若者を始め多くの皆様がつらい思いをしていたのであります。
安倍内閣の下、この春、中小企業で働く皆様の賃金はしっかりと上がりました。賃上げ率は、この二十年間で最高水準です。民主党政権時代はどうだったか。賃金を増やすどころか、企業自体の倒産が今よりも四割以上多かった。連鎖倒産という言葉が日本中を覆っていました。まさに悪夢だったのであります。
政権交代から六年余り。民主党政権の負の遺産の尻拭いをしてきた安倍総理に、感謝こそすれ、問責決議案を提出するなど、全くの常識外れ、愚か者の所業とのそしりは免れません。野党の皆さん、もう一度改めて申し上げます。恥を知りなさい。
政府が国会で説明責任を果たすべきは当然です。安倍総理は、昨年一年間で国会に二百七十時間以上出席されました。しかし、イギリスの首相は年間四十時間程度、ドイツの首相は三十時間余り。国際的に見ると、明らかに突出しています。我が国では、よほど個別の大臣と議論するような専門的な課題が少ないのか、それとも、野党が、国民の関心から程遠い、ただただ無意味な質問を繰り返し、国のトップである総理大臣の時間を浪費しているのか、答えは明らかであります。
野党の皆さんは、自分の都合のいいときだけ、参議院は言論の府だと主張しています。しかし、自分の胸によく手を当てていただきたい。この一年間、憲法審査会は、たった三分しか開かれていないのであります。
議論から逃げ回っているのは、一部野党の皆さん、あなた方自身ではありませんか。
野党の皆さん、もう御都合主義はやめましょう。
民主党の、具体策なきままにただ不安をあおるだけの口車に乗って、不安定な政治をもたらした結果がどうなったのか。有権者は痛いほど思い知らされました。総理大臣は毎年のようにころころ替わり、日本のプレゼンスは一気に低下した。民主党政権は、国民との約束を次々と踏み倒してきた。
有権者は、既に悪夢を経験しているのであります。テレビ映りだけを意識して、針小棒大のパフォーマンス。選挙目当てで国民不在。所属政党ころころ変える。対案なしで何でも反対。やること全てがブーメラン。もう悪夢は絶対見たくない。
皆さん、やじっている場合ではありません。冷静に、私たち国会議員に求められている責任を厳粛に自覚しましょう。
国民が求めているのは、足の引っ張り合いではありません。しっかりと政策論をしてほしい。実のある議論こそ求められているのであります。令和の新しい時代に入って、明日の日本をどうつくるのか、建設的な議論を行う真に国民のための国会を取り戻しましょう。
こんな光景は平成の時代で終わりにしたかった。本当に残念でありますが、そのためにも、こんな常識外れの問責決議案の試みは完膚なきまでに打ち砕かなければならない、次の世代に野党のこんなやり方を絶対に引き継いではならないとの断固たる決意を持って、この問責決議案を否決すべきである、そのことを強く申し上げ、私の反対討論といたします。(拍手)