大沼みずほの発言 (予算委員会)
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○大沼みずほ君 自由民主党の大沼みずほでございます。昨日に引き続き、早速質問に入らせていただきます。
今年三月、日本で初めて乳児用ミルクの発売が始まりました。(資料提示)二〇一三年、当選直後最初の参議院厚生労働委員会で、液体ミルクの導入を日本で検討してはどうかと提案させていただきました。その頃は私も授乳中でありまして、余り母乳の出が良くなかったものですから、粉ミルクを併用していました。七十度以上のお湯で粉ミルクを溶かし、氷水で二十分ぐらい掛けて冷やすのは、子育てをしている中で、主人にとっても、また私にとっても負担でした。
そして、東日本大震災の際、被災地に諸外国から液体ミルクが無償で提供され、日本国内においても液体ミルク製造に向けての要望の声が大きくなってまいりました。その後、自民党の有志で乳児用液体ミルクの普及を考える会を立ち上げ、日本で液体ミルクの製造販売するための方策を議論してまいりました。そして、一昨年、私も厚生労働大臣政務官に就任して、すぐ液体ミルク製造に向け取組を加速するよう指示をいたしました。政務官在任中の昨年八月、改正省令を公布し、今年の一月に江崎グリコさんと明治さんの二社に厚生労働大臣の承認が出て、三月に発売の運びとなりました。インターネットで署名活動を行っていた末永恵理さんや、食品製造会社、関係省庁など多くの皆様の御協力でようやく実現に至りました。
液体ミルクというのは、衛生上も、またその手軽さからも、震災時には特に効果を発揮するだけでなく、仕事をする女性にとってもミルクを作る時間の短縮に結び付き、育児に参加する男性にとっても便利なものです。国連児童基金、ユニセフでも、無菌状態の液体ミルクの方が粉ミルクよりも衛生的であるとして推奨しています。災害備蓄用として今後各自治体が備蓄していくことはいいことですが、北海道胆振東部地震の際は、液体ミルクが、使用したことがないのでよく分からないものということで、なかなか使用されなかったという話も聞いております。ふだん使い慣れているものだからこそ、被災した際も安心して使うことができるのだと思います。
このような中、赤ちゃんの授乳と離乳食に関する国の指針が十二年ぶりに初めて改定されます。母乳だとアレルギーにならないだとか、粉ミルクは肥満になるなど、科学的知見に基づかない情報も散見される中、母乳育児に過度にとらわれることに伴う負担感を減らし、必要に応じて液体ミルクなどを利用することも大切です。液体ミルク及び授乳に関する正確な知識の普及により、子育て世帯に安心感を与えられるような取組を進めていくことが大事と考えますが、厚生労働大臣のお考えを伺いたいと思います。
また、今国会では、子ども・子育て支援法が審議入りしました。子育て世帯の負担を軽減していくこと、液体ミルクのように一つ一つではありますが、子育て環境の向上をこつこつ地道にやっていくことが大事です。子育て世代の政治家の一人として、これからも子育て支援に取り組んでまいりたいと思います。総理のお考えもお伺いしたいと思います。