枝野幸男の発言 (国家基本政策委員会合同審査会)

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○枝野幸男君 今の不安が前提なんだろうと思いますが、今回のいわゆる二千万円報告書を契機として多くの皆さんの声が上がっているというその本質は、安心ばかりを強調して、そして実態と向き合わない、この姿勢にあるのではないかと私は考えております。
 今回の二千万円という金額についても、確かに、平均値であったり一つの試算であったりします。しかしながら、多くの有権者の皆さんがそれぞれの生活を考えたときに、自分が今もらっている年金、あるいは将来もらうと見込まれている年金だけではなかなか老後の暮らしが成り立っていかない、にもかかわらず、今回の報告書が出た後も、安心ばかりが強調されて、多くの有権者の皆さんが抱えている不安に向き合っていないということに対して多くの皆さんが怒っておられるのじゃないかと思います。
 そして、これは、年金問題ということで、国民、有権者の皆さんの生活と直接結びつくという今回の事案で大きな関心の輪が広がりましたが、これまで、森友、加計学園問題を始めとして、公文書の隠蔽、改ざんなどが繰り返され、それに対する責任の所在等についても曖昧のまま来ています。見たくない事実はなかったことにしてごまかす姿勢、これが自分の暮らしと直接かかわる問題で見せられたこと、それが短時間で多くの皆さんの関心を招いているそのベースにあるのではないかと私は考えます。
 まずは、今回の二千万円報告書を、存在しないとか受け取らないとかという、そういうびほう策ではなくて、きちんと、一つの試算ではこういうこともある、そうした場合に、自分の力だけではなかなか二千万円のような規模では貯蓄はできないと不安を持っていらっしゃる皆さんたちに正面から向き合うこと、それが今求められている政府の姿勢ではないかと思いますし、また、今回の件で改めて突きつけられた、公文書の管理や情報公開、議会における徹底した説明責任を果たす、こうしたことをなさっていくことが今求められていることではないのかと思うんですが、総理の御認識はいかがでしょうか。

発言情報

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発言者: 枝野幸男

speaker_id: 10425

日付: 2019-06-19

院: 両院

会議名: 国家基本政策委員会合同審査会