枝野幸男の発言 (国家基本政策委員会合同審査会)
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○枝野幸男君 私も民主党政権の一翼を担わせていただきました。至らない点がたくさんあったことは改めてこの場でもおわびを申し上げたいと思いますが。
経済の数値の最終成績はどこなのかといったら、私はやはり実質経済成長率、二〇一〇年から一二年の実質経済成長率は一・八%、二〇一三年から二〇一八年の実質経済成長率は一・一%であります。これが客観的な経済のトータルの総合成績であるということは、私は自信を持って申し上げておきたいというふうに思っております。
そして、先ほどの安倍総理のお話は、私の問いかけには答えていただけませんでした。年金の範囲の中で一定の医療や介護が受けられる総合合算制度というものについては、全く答えをスルーされました。これについては、いっとき導入の方向で話が進んでいたものが、軽減税率導入の財源にするためにこれは実施をされないという流れになってきたということも付記をしておきたいというふうに思っております。
それから、全体としての雇用の話を一生懸命しておられましたが、私が提起をしたのは、特に、安心できる医療と介護、安心できる老後のためには、介護従事者のほとんど、そしてかなりの比率の医療従事者、こうした皆さんが、非常に重労働であり、なおかつ低賃金であるために慢性的な人手不足に陥っている、そもそも老後の安心のためのサービスの質も量も不足をしている、そこをまず充実させていくために、そこに対してかなり抜本的な所得底上げ、そこに財政を投入していくということを申し上げましたが、一般論に転換をされてしまいました。
これでは、なかなか現実には、介護従事者の皆さんの所得の上がり方は微々たるものであって、本当の意味で、今急激にふえている高齢者の数に対応して、今、不足分を埋めてまでしっかりと安心できる介護をつくる、こういう状況は到底できません。
抜本的に分配のやり方を変えて、介護従事者そして医療従事者、低賃金でありながら人手不足の分野、これは老後の話だけではありません、保育士さんなどにも当てはまる問題であります、こうしたことをしっかりと進めていくこと、これを私どもは、今の社会政策に対する、そして経済政策に対する明確な対案として訴えていきたいと思っていますので、ぜひ、安心できる医療や介護をどうするのかという具体的な案を示していただきたいと思います。