白須賀貴樹の発言 (文部科学委員会)

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○白須賀委員 御説明ありがとうございます。
 本当に、これは総力戦なんですよね。よく大臣が特効薬のない総力戦という言葉も使っておりますけれども、これは本当に御指摘正しくて、一つこれを改革すれば全部がよくなるというものではなくて、さまざまな施策を組み合わせていって、一個一個乗り越えていって、その結果として働き方改革ができる。これが教職員の働き方改革の本丸だと思っております。
 きょう配らせてもらった私の資料を見ていただきたいんですけれども、「岐阜市における教職員の働き方改革の取り組み」というものでございますが、大臣はもう御存じだと思いますけれども、この岐阜市の教育委員会はむちゃくちゃすごいですね。教育長の早川教育長というのは、物すごく英断をされたんじゃないかな、そしてまた、すごい先駆的な取組をされていると思います。
 資料を見てください。
 この岐阜市の働き方改革の取組は何がすごいかといいますと、岐阜市における夏季休業中の学校閉庁期間という形で、平成三十年の八月四日土曜日から八月十九日の日曜日まで、何と十六日間、学校を閉めたんです。
 コンビニが二十四時間あいていて当たり前だと思っていたときに、オーナーの方々がこれではもうどうしようもないから二十四時間をやめさせてくれという新聞記事が出たときに、私もはっと気づいて、確かにコンビニが二十四時間あいているのは当たり前だと思っていたなと思いましたが、学校も、ある意味、ずっとあいているというイメージがあったものを、岐阜市の教育委員会は、しっかりとサポートをして学校全体を閉めてしまおうと。
 そして、そのときに、連続閉庁を実施するに当たり、市の教育委員会のサポート体制というものもつくったんです。これがまたすごいんですね。
 これは、学校が閉庁期間中の場合、留守番電話を設定し、市の教育委員会が二十四時間緊急電話で対応する、そしてまた、会議、研修、補充学習、部活動指導等の通常業務は原則行わない、そしてまた、事前に想定される対応策をFAQにし、学校及び自治会、学校運営協議会等関係者に周知をする。つまり、物すごい強力な教育委員会のサポートをもって教職員の方々の働き方改革を背中を押して、そして学校の閉鎖を実際にやったんです。
 そして、その後に、実施後のアンケートもしっかりととっております。このアンケートを見ていただくとわかりますが、勤務日十日間のうち、全く出勤しなかった教職員は四九・五%、一度でも出勤をした方は五〇・五%。これは、後でそのデータの説明もします。
 次のページを見ていただきたいんです。
 休暇の主な活動内容、もちろん休養として七七・九%、家族との触れ合い五〇%、趣味三九・一%、国内旅行三九%、自己研さん二〇・九%、海外旅行八・二%、家事七・四%、また、その他の休暇の活用として、人間ドックとか、免許の更新とか、家族の介護とか、教員採用試験の勉強とか、帰省とか、さまざまなことに、まとめて休みをとったことによって使えるんですね。
 しかも、今回、学校に行かなくちゃいけなかった理由というのが、動植物の世話で二〇・九%、郵便の確認が一四・九%、校舎の見回り一四・三%、ここら辺は何とか乗り越えられるはずの分野でございます。だから、もっともっとこれをしっかりと充実していけば、ほぼ一〇〇%の方が、この十六日間学校に来なくても、学校に来なくてもいいというより、お休みをとることができる、しっかりととることができる。
 そして、この連続学校閉庁日に対する教職員の方々の支持率、(四)を見てもらいたいんですけれども、今回の全教職員のうち九二・四%の方が、このシステム、この制度を支持しております。そして、図の五、下に行きますと、来年度への希望は、何と、拡大が一〇・九%と維持が七六・四%で、八七・三%の方々がこれを支持しております。
 そして、その次のページを見ていただきたいんですが、これ、私、見て、本当にちょっと心を打たれたんですけれども、教職員の支持をされている意見からというところです。最初に、一個目、気兼ねなく年休をとることができた。この気兼ねなくというのが物すごく大切で、学校がずっとあいていたら、ひょっとしたら何かあるかもしれないとか、自分の生徒が、ひょっとしたらここで部活動をやっているかもしれないから、よし、見に行こうとか、恐らくいろいろなことを考えたりしてしまう先生もたくさんいらっしゃると思います。
 これは、いいことというか、学校の先生の思いですから、すばらしいんですけれども、結果的に、そのいろいろな思いのおかげで、先生方がプレッシャーになり過ぎちゃったり、体が疲れてしまったり、気持ちが疲れてしまっているのも、これも現実です。だからこそ、気兼ねなく年休をとることができた、この最初の支持の意見を見たときに、僕、本当にうれしかったんです。
 そしてまた、私、実際、お休みをとった方からの生の声を聞いた文科省の職員の方からお話を聞いて、もっと感動したのが、休みをとった先生の中に、山に登りに行ったらしいんです、そして、高い山で夜を過ごしたらしいんですけれども、そのときには、外灯等がない山ですから、もう空が満天の星で、本当にすばらしい、きれいな星空だった、その星空を子供たちに見せたい、子供たちに伝えたいと言ったそうです。
 やはり、学校の先生が、自分が体験したことや自分の経験から、子供たちにそれを伝えて、子供たちがそれを自分たちもやってみたいなと思わせるのも、そして想像させるのも、やはり教育なんです。だからこそ、学校の先生方にはたくさんの経験を積んでもらいたいし、また、学校の先生方は、御自分が笑顔じゃなかったら、子供たちを笑顔にさせることはできません。だからこそ、先生方には幸せになってもらいたいし、そのための、今回はまとめの休暇とり、そういう思いがあって岐阜市の教育委員会はこういったことを始めたんじゃないかな、そのように思いました。
 その中の、次の支持の意見も、心身ともにリフレッシュすることができた。そして、次も大切です。日直がなくなるのは職員の少ない小さな学校では大いに効果がある、仕事のオンとオフをはっきり決めることでやるべきことが精選された、こういったたくさんの意見。
 そしてまた、(五)の方で、地域関係者の支持率、これも、周りの方々、地域の方々も、九六・二%が支持。その結果、やはり私と同じように、地域関係者の記述の意見としましては、先生が元気でないと子供たちは元気にならない、一斉に休みをとることはとてもいいこと、さまざまな御意見がございました。
 ここで、私もちょっと文科省の方に質問したいんですが、この岐阜市の平日十日を含む十六日間の連続の学校閉庁日の実施を推進する上で、今回の改正案の休日のまとめどりはどのような意味があるのか。また、学校閉庁期間中は学校は留守番電話対応にして教育委員会が二十四時間緊急対応することも、通常業務を入れないようにすることも、教育委員会のリーダーシップが欠かせないと思います。文部科学省はこのような教育委員会の取組をどのように支えるのか、教えてください。

発言情報

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発言者: 白須賀貴樹

speaker_id: 18472

日付: 2019-11-08

院: 衆議院

会議名: 文部科学委員会