森まさこの発言 (法務委員会)
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○森国務大臣 危機管理マネジャーについての言及をありがとうございました。
東日本大震災及び原発事故から八年半以上がたったわけですが、当時、ふるさとである福島県が甚大な被害をこうむりました。また、このたびの台風と大雨でも被害をこうむったわけでございますが、当時、非常に悔しくて、多くの方が犠牲になる、また、長い避難生活、又は産業に対する被害、これを回復するのに時間がかかることにどうやって自分自身が役に立っていくかという思いで、日本人が一人も取っていないと聞いたものですから、この勉強をしようと思って、国際危機管理者協会、IAEMという団体のエマージェンシーマネジャーの資格を勉強して取りました。
この資格は、大規模災害の事態が発生した場合に、国や自治体が対応するまでの間、また対応した後もですけれども、エマージェンシーマネジャーがリーダーシップを発揮して、住民避難やさまざまな対処を迅速に進めることを期待するものでございまして、先ほど五十カ国とおっしゃっていただいたんですが、今はもっとふえて、百カ国に及ぶほどの国にEMが存在して、二万人以上の大会が毎年開かれて、各国の災害の状況を情報共有し、学んでいき、その知見を自分たちの国の災害に生かしていく、そういう会議でございます。
私は、このような国際協力によってさまざまな課題を解決していくという中に、今現在、日本代表として身を置いている立場として、今ほど委員が質問なさいました五十年ぶりのコングレス、これについてもしっかりと担ってまいろうと思っているところでございます。
このコングレスは、刑事司法分野における国連最大の国際会議ということで、五年ごとに開かれ、京都では五十年ぶりの二度目の開催となるということでございます。そして、世界各国により、その全体テーマであるSDGsの達成に向けた犯罪防止、刑事司法及び法の支配の推進について真摯に議論がなされる予定でございます。これにより打ち出された中長期的な方針に基づいて、各国が犯罪防止、刑事司法分野の取組を進めていくというところでございますので、京都コングレスには大きな意義があると思っております。
世界各国の刑事司法実務家を対象とした研修を実施するなど、法務省では、SDGsに掲げられた法の支配の浸透に向けた地道な取組を進めてまいりました。令和二年には、我が国でオリンピック、パラリンピックも開催されますので、このような年に開催される京都コングレスの機会には、世界じゅうから多くの方々が参加していただけると思っております。そこで我が国のたゆまぬ努力とその成果を認識していただくとともに、我が国における法の支配の浸透や、世界一安全な国日本というのを体感していただきたいと思います。
弁護士会には世界弁護士会というのもありまして、私も所属していたんですが、東京で行われたときには私も講演をさせていただいたんですけれども、世界の弁護士のつながり、司法のつながりの中で、日本が果たす役割というのは非常に大きいと思いますので、この京都コングレスも成功に導いて、今後も、国連を始めとする関係機関や関係省庁及び開催地である京都府、市と連携し、その成功に導くために着実に準備を進めてまいりたいと思います。