中村愼の発言 (法務委員会)
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○最高裁判所長官代理者(中村愼君) お時間を頂戴いたしまして、一言就任の挨拶をさせていただきます。
九月二日付けで最高裁判所事務総長を命ぜられました中村愼でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
冒頭、台風十九号でお亡くなりになられた方々の御冥福をお祈りするとともに、被災された方々に対しお見舞いを申し上げたいと思います。
さて、委員長を始め法務委員会の委員の皆様方には、平素から私ども司法の立場につきまして深い御理解と格別の御配慮をいただきまして、誠にありがとうございます。この場をお借りいたしまして、厚く御礼を申し上げます。
申し上げるまでもなく、裁判所の役割は、適正かつ迅速な裁判を行うことでございます。全ての職員が一件一件の事件に誠実に取り組み、具体的な事件の裁判を通じまして国民の基本的人権を擁護し、法秩序を維持するという責務を十分に果たし、国民の皆様に司法に対する期待と信頼にお応えするよう、様々な司法行政上の課題に取り組んでまいる所存でございます。
司法制度改革の最大の柱である裁判員制度は、本年五月に施行から十年目の節目を迎えました。裁判員制度の意義の重さを常に意識し、制度の運営に問題がないかを常に注視しつつ、この制度が将来にわたって安定的に運営されるよう運用改善に努めていく必要があるというふうに考えています。
民事の分野におきましては、現在、民事訴訟手続のIT化に関する検討が行われていますが、IT化を契機として、より説得力のある質の高い裁判を行っていけるよう、民事裁判の運用をますます充実したものにしていく必要がありますし、社会や家族のありようの変化に伴って求められる役割が多様化している家庭裁判所につきましては、国民の期待に応えて司法機関としてその役割を果たしていく必要があると考えております。
裁判所といたしましては、関係機関との連携を緊密にしてこのような課題に取り組み、運営の一層の充実強化に努めていきたいというふうに考えています。
法務委員会の委員長、理事、委員の皆様方には、今後とも裁判所の運営の充実強化のために一層の御支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
簡単ではございますが、以上をもちまして就任の挨拶といたします。
ありがとうございました。