新谷正義の発言 (決算行政監視委員会)

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○新谷委員 自由民主党の新谷正義でございます。
 本日は、質問時間をいただきまして、まことにありがとうございます。
 今、新型コロナウイルスが大変な猛威を振るっている状況が続いておるところでございます。世界全体は大きな危機に直面しており、この感染症により、我が国はまさに国難と言える状況になっていると思います。この感染拡大防止に向けて、引き続き国を挙げて全力で取り組んでいかなければなりません。
 本来であれば、感染症対策などについて厚生労働省に質問させていただきたいところではあるんですが、私、以前、政務官も務めておりまして、厚生労働省が、今、省を挙げてこれに全力で取り組んでいただいている状況であることをよく認識をしておるところでございます。政府に入った経験から、国会対応のための役所の作業、これは非常に膨大で、現状は厚生労働省の職員の疲弊につながってしまう可能性があると考えております。必要なことは議員からもしっかり伝えて国会対応をしていただきますが、私は、前回、厚生労働委員会でも質問させていただきましたので、本委員会では厚労省の質問は控えたいと思っております。
 さて、最初に、医療分野におけるICT化の方向性について経産省にお伺いをいたします。
 現在、新型コロナウイルスの流行の中で、企業活動や社会活動におけるオンライン化あるいはICT化を進める動きがございます。医療分野においても、電子カルテや診療報酬請求といった観点で効率化を図るためにICT化が進められてきたところでございますが、今後は、医療の質を向上させるという点からもICT化を進める必要があるのではないかと考えておるところでございます。
 例えば、九州に芙蓉会という医療法人があるんですけれども、こちらで、安診ネットというICTシステムを導入して、介護施設等の入居者個々人の体温、血圧、脈拍、こういったバイタルデータを取得した上で、個々人のデータを分析して、バイタルに異常が出た際に迅速に医師の判断につなげる、そういった取組を行っておられる方がいます。平熱は人によってさまざまで、一人一人違うものですから、ICTシステムで一人一人のバイタル情報を、やはり過去から現在までこれを分析して、現時点の状況と比較して異常を検知するというものでございます。
 高齢者は、新型コロナウイルス以前から、よく誤嚥性肺炎とか肺炎で亡くなる場合が多いのですけれども、こういったシステムの導入によりまして医師が早目に介入をした結果、肺炎による入院期間が短くなった、そういった研究もあると伺っております。
 また、医師の前だと血圧が高くなってしまう、あるいは低くなってしまうという仮面高血圧、こういったものもあるんですけれども、適正量の降圧剤をしっかりと投与できるようにするという効果も期待できるところでございます。
 一つのアイデアではあるんですが、今、新型コロナウイルスで在宅療養を余儀なくされている方もいらっしゃいます。このウイルス流行時においても、例えばPCR検査で陽性になった軽症や無症状の患者さん、今ちょうど在宅、宿泊施設にということになっておるところでございますが、こうしたシステムを導入することによって、在宅や宿泊施設においてもより安心して療養していただける可能性がございます。
 また、このようにICTは、医療資源の乏しい在宅での健康管理や医師による迅速な介入の実現など、医療の質を向上させる重要な役割を果たすところだと考えております。これまでは導入コストが非常に高くて、これは課題となってきたところでありますけれども、5G網の整備やスマホ又はクラウドの普及等によりまして、以前よりはかなり安価に実装できるようになった、そのように考えております。
 今後、医療、介護現場でICTのさらなる利活用が求められると考えますけれども、こういったICTシステムの開発支援あるいは導入支援の取組について、経済産業省の方針をお伺いしたいと思います。

発言情報

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発言者: 新谷正義

speaker_id: 26711

日付: 2020-04-13

院: 衆議院

会議名: 決算行政監視委員会