大西英男の発言 (原子力問題調査特別委員会)
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○大西(英)委員 ありがとうございます。
大変力強い御答弁をいただいて、多くの関係者も勇気をいただいているのではないかと思います。
この風評被害というのは本当に難しいですね。今コロナで日本国じゅう風評被害が広がっています。あんなに不眠不休で命をかけて頑張っている医療関係者に対しても、御近所の皆さんがコロナが来たとかコロナがうつるとか、子供たちが学校へ通えばコロナ、コロナと騒ぐような、そんな厳しい状況もあるようでございまして、これはやはり、人間の世界の中で完全に風評を断ち切るということはできないのかもしれませんけれども。
私は、マスコミですね、余りマスコミの報道については、まあ、これ以上言うと問題が起きるといけませんから、いろんな考え方を持っておりますけれども、この風評被害の問題についても、今コロナについてはマスコミも積極的に取り上げて、それが風評を広げない、子供たちを守る、医療関係者を守る大きな力になっているわけでして、これは政府の対策として、なかなか難しいですけれども、マスコミの協力も仰いで、しっかりとこれは風評被害をとどめて、そして、福島復興にとって、最終的に、廃炉は大きな課題です、これを克服するためにも、この処理水の処分が円滑に進みますように一層の御努力を心からお願いを申し上げたいと思います。
次に、原子力発電の重要性というのは、今さら私が申し上げるものでもありません。
先ほどお話しいたしましたように、一九九八年の時点で五十一基の原発が稼働していました。そしてこれは、エネルギーミックスの中で三六・八%、約四〇%近いエネルギーを生み出していたわけです。そしてその結果、日本は、かつてない高度経済成長の中で世界の経済的なリーダーとして歩み始めていたわけでありまして、まさにその原動力というのは原子力発電所によって生み出された電力によったものだと思うわけであります。
そうした意味で、今、かつて五十一基動いていたのが、何と、再稼働が認められたのが九基、そして、現在諸事情によって原発はとまっておりまして六基しか動いていないんですね、そして、今審査中というのが十一基あります、設置変更許可も七基あるわけでございます。
規制委員会の取組、我々、原子力を大事なエネルギーとして促進しろという立場からは、規制委員会は何をやっているんだ、何をやっているんだと言われ、一方で、原発廃止論者からは、更田委員長を始め規制委員会に対して、甘過ぎる、何をやっているんだ、もっと厳しくやれ、こんな声も飛び交っているわけでございまして、更田委員長の日ごろの御努力、心から敬意と感謝を表するわけであります。
しかし一方で、余りにも遅いんじゃないんですか、この審査過程が。こうした大幅に遅延している再稼働審査の経過と今後の見通しについて、率直に御答弁をいただきたいと思います。