江藤拓の発言 (農林水産委員会)

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○江藤国務大臣 本日は、CSF及びASFの現状と現在の対応について、私から資料に基づき御説明いたしますので、資料をごらんください。
 二枚おめくりください。一ページ目でございます。
 CSFとASFを、括弧書きで豚コレラ、アフリカ豚コレラと記載しておりますが、本日提案される議員立法が成立すれば、豚熱、アフリカ豚熱と法律上の用語も変更されます。これは日本獣医学会から提言を受けたものと承知しております。他方、呼称は引き続きCSF、ASFを使用してまいります。
 二ページ目をごらんください。
 CSFの我が国の飼養豚での発生状況でありますが、一昨年九月の岐阜県での発生以来、黄色く塗った八県で発生しております。今月八日には、沖縄県においても発生いたしました。
 三ページ目をごらんください。沖縄の状況でございます。
 私自身、発生が確認された当日に沖縄県で知事と面会し、沖縄県との連携を確認し、速やかな防疫措置がとられました。国からも、自衛隊の協力も含め、人的支援や物的支援を行っております。
 四ページ目をごらんください。
 CSFウイルスの侵入経路については、疫学調査チームの報告によれば、新たに海外から侵入したものではなく、また、加熱が不十分な肉製品を含んだ食品残渣の給餌により感染した可能性が否定できないことが示されました。
 次に、ASFでございます。
 五ページ及び六ページ目をごらんください。全世界及びアジアにおける発生状況が記されてございます。
 ASFはより病原性が強く、ワクチンもありません。我が国では未発生でありますが、一昨年八月の中国での発生以来、アジア各国で感染が相次いでおります。昨年九月には近隣の韓国でも発生しましたが、速やかな予防的殺処分により、十月以降は発生が抑止されております。
 七ページ目をごらんください。対策が記されてございます。
 まず、野生イノシシ対策です。
 CSFもASFも、ウイルスに感染する野生イノシシの対策が重要であります。このため、環境省とも協力しながら、イノシシの捕獲を強化しております。また、経口ワクチン散布につきましては、昨年九月にワクチンベルトを構築したところでございますが、今後、さらなるワクチンベルトの拡大を実施するとともに、防衛省の協力もいただきながら、空中散布などの効果的な散布方法により対策を強化してまいります。
 八ページ目をごらんください。
 CSFの感染拡大を受け、防疫指針を改正し、昨年十月から予防的ワクチンの接種を開始いたしました。当初、CSF感染が確認された都道府県に限って推奨地域としておりましたが、野生イノシシでの感染拡大やワクチンの増産状況を踏まえ、昨年十二月に、感染拡大が想定される地域を先行して追加いたしました。現在、沖縄県を加えた二十一都府県を指定してございます。
 九ページ目をごらんください。
 飼養豚への感染経路を遮断するに当たり、野生動物の侵入を防止するために農場を防護柵で囲うことや、沖縄の事例から明らかになったように、飼料による感染を防止するためにエコフィードの加熱を厳格に行うことが重要であります。このため、飼養衛生管理基準を改定し、これらの内容を盛り込むことといたしております。
 さらに、残飯を通じたイノシシへの感染を防ぐため、自然公園やキャンプ場での野外のごみ箱対策を強化してまいります。
 十ページ目をごらんください。
 水際対策につきましては、情報発信や摘発の強化など、関係省庁が一体となって取り組んでおり、韓国におけるASF発生以来、特に警戒を強化しております。昨年十一月には、中国の税関である海関総署との間で協力覚書を結んでおります。
 対策の内容といたしましては、相手国から持ってこさせないための取組として、現地の旅行代理店等を通じた注意喚起や、機内アナウンス、現地空港カウンターでのポスター掲示といった取組を行っております。
 最後に、十一ページ目をごらんください。
 日本に入れさせないための取組として、検疫探知犬の増頭、畜産物の違法な持込みに対する対応の厳格化、関税申告書の様式の変更などの取組を行っていますが、オリンピック、パラリンピックに備えて、さらなる体制の増強を図ることといたしております。
 これらの取組を総動員し、また、委員各位の御協力をいただきながら、引き続き、CSF、ASFの対策に万全を期してまいります。
 私からの説明は以上でございます。

発言情報

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発言者: 江藤拓

speaker_id: 28161

日付: 2020-01-28

院: 衆議院

会議名: 農林水産委員会